『ピーター・パン』『アナ雪』『ラプンツェル』 “ファンタジースプリングス”はなぜ特別?
ファンタジースプリングスのアトラクションの没入感
ここで、ファンタジースプリングスのアトラクションを見てみよう。『アナと雪の女王』をテーマとした「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、映画の物語を追体験できるアトラクションだ。オーディオアニマトロニクスやプロジェクションマッピング、そしてボートの動きを駆使して、まるで映画の中に入ったかのような没入感が味わえる。映画のあの感動的なエンディングも、間近で見ることができる。
「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は、映画の名シーンを再現したアトラクション。ラプンツェルとユージーンのロマンティックなデュエットが彩る、あの美しいシーンが目の前に広がる。
『ピーター・パン』関連のアトラクションは、映画の再現ではなく、その世界観を舞台とした新たな冒険を体験できる「ピーター・パンのネバーランドアドベンチャー」だ。入園者はロストキッズの一員となって、フック船長たちにさらわれてしまったジョン(ウェンディの弟)救出ミッションに向かう。3Dメガネをかけて楽しむこのアトラクションもまた、その没入感が人気の理由の1つだ。また、「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」では、自分が妖精サイズになってティンカーベルとともに荷物を配達する体験ができる。
またすべてのアトラクションに共通しているのは、順番待ちのキューラインも物語の世界観を反映した凝った装飾になっているということだ。たとえば「フローズンジャーニー」のキューラインでは、アレンデール城の各部屋を巡り、映画ではこの部屋であんなことがあった、ここでこんなことがあったと思い出し、ライドに乗るころにはすっかり映画の世界に入り込んでいる。その後、最新技術を駆使した臨場感たっぷりのアトラクションを体験すれば、どっぷりとその世界に浸ってしまう。この“没入感”こそが、ファンタジースプリングスのアトラクションの真髄だ。
今回放送される短編『エルサのサプライズ』は、これまで自分が引きこもっていたためにお祝いできなかったアナの誕生日を盛大に祝おうと、エルサがサプライズを準備するストーリーだ。かわいい新キャラクターも初登場し、微笑ましい姉妹愛が描かれる。
『ラプンツェルのウェディング』は、そのタイトルのとおり、彼女の結婚式の裏話。パスカルとマキシマスが主人公となる本作はセリフがほとんどなく、コミカルな展開がつづく、年齢問わず楽しめる作品になっている。
魔法が存在する「ここではないどこか」を描くファンタジー作品は、現実とは違う世界で夢や希望、勇気を与えてくれる。特に今回放送される3作は、“魔法”を観る者のそばに引き寄せる魅力を持っている。ファンタジースプリングスのアトラクションもまた、作品世界を私たちのそばまで引き寄せ、強い没入感で入園者を非現実の世界へと誘う。ファンタジーの世界で夢や勇気を受け取った私たちには、現実世界で明日へ向かう元気が湧いてくるのかもしれない。
■放送情報
『ピーター・パン』『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』『ラプンツェルのウェディング』※3本立て・本編ノーカット
日本テレビ系にて、5月29日(金)21:00~22:54放送
『ピーター・パン』(1953年)
声の出演:岩田光央 (ピーター・パン)、渕崎ゆり子(台詞)、鈴木佐江子(歌)(ウェンディ)、 大塚周夫(フック船長)、池田真(ジョン)、鈴木一輝(マイケル)熊倉一雄(スミー)、勝田治美 (タイガー・リリー)
原作:ジェームズ・M・バリー
監督:ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニミ、ウィルフレッド・ジャクソン
脚本:テッド・シアーズ、アードマン・ペナー
アニメーション監督:ミルト・カール、ウルフガング・ライザーマン、フランク・トー
マス、ウォード・キンボール、オリー・ジョンストン、マーク・デイビス、エリック・ラ
ーソン、レス・クラーク、ジョン・ラウンズベリー
製作:ウォルト・ディズニー
©1953 Walt Disney Productions
『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』(2015年)
声の出演:神田沙也加(アナ)、松たか子(エルサ)、武内駿輔(オラフ)、原慎一郎(クリストフ)、津田英佑(ハンス)、北川勝博(オーケン)、藤原貴弘(マシュマロウ)
歌曲:クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス
音楽:クリストフ・ベック
監督:クリス・バック、ジェニファー・リー
製作;ピーター・デル・ヴェッチョ、エイミー・スクリブナー
製作総指揮:ジョン・ラセター
©2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved
『ラプンツェルのウェディング』(2012年)
声の出演:中川翔子(ラプンツェル)、畠中洋(フリン・ライダー)、坂口芳貞(司教)
監督:ネイサン・グレノ、バイロン・ハワード
製作:エイミー・スクリブナー
製作総指揮:ジョン・ラセター
©2012 Disney Enterprises Inc.