監督とプロデューサーが主演のせりんを語る 『ライフセーバー!』メイキング写真公開

 5月29日より福井先行公開、6月12日より全国公開されるのせりん主演映画『ライフセーバー!』のメイキング写真が公開された。

 本作は、国際環境認証制度「ブルーフラッグ」をアジアで初めて取得した福井県・若狭和田ビーチを舞台に、夢を見失い人生に迷っていた大学生・勇輝が、ライフセーバーたちとの出会いを通して成長していく姿を描く青春ドラマ。水の事故を未然に防ぎ、万が一の瞬間には迷わず命を救う“ライフセーバー”によって、日本では年間数千人もの命が救われているという。

 就職活動にも身が入らず、人生に迷っていた大学生・大友勇輝(のせりん)は、叔父の住む福井を訪れた際、海で溺れている人を発見する。素人ながら自ら救助に向かうが逆に救助され、そこでライフセーバーの仲間たちと出会う。事故を未然に防ぎ、助けを求める人を置き去りにしない彼らの仕事に、勇輝は自らの道を見出していく。

 主人公・勇輝をのせりんが演じるほか、徳重聡、伊礼姫奈、中山エミリ、酒井敏也、風間トオル、西岡德馬らが共演に名を連ねている。福井のメガネ産業の礎を築いた人々を描いた『おしょりん』の児玉宜久が監督・脚本を務めた。

 主人公の勇輝を演じるのせりんは、高校在学中にモデルとして活動をスタートし、映画『近畿地方のある場所について』でスクリーンデビューを果たすと、俳優としても活躍の幅を広げてきた。当初制作陣は“やんちゃでイケイケ”な、ビーチにいがちな人物像を主人公として想定していたのだという。しかし、企画が進む中でのせりんの名前が上がると、そのキャラクター造形がリアリティを持ち始める。

 児玉監督は「ナイーブで体育会系ではない子が意外にもライフセーバーを目指すというスタイルになりました。これは思ってもみなかった良い効果になりました」と語る。また河合広栄プロデューサーも「“ザ・都会っ子”だった青年が、その土地に馴染んでいく様子をうまく見せることができました」と、のせりん自身が持っていたものが物語の根幹に大きく影響を与えたと振り返る。

 のせりん自身は、海や厳しい訓練に飛び込むことを含め、自分に務まるだろうかと不安もあったというが、その心境も勇輝の成長の物語にぴたりとシンクロした。「多くのことを学び、自分自身を知ることができた夏でした」と振り返っている。

 勇輝が加入する“若狭和田ライフセービングクラブ”のリーダー・立石を演じるのは、徳重。実際に東京から福井県高浜町に移住し、「ブルーフラッグ」の認証を受けるためライフセービングクラブを立ち上げた細田直彦をモデルにしたキャラクターで、リーダーシップを体現するのにふさわしい俳優として、徳重が抜擢された。“みんなの兄貴分”という雰囲気もキャラクターそのもので、リアルな身体づくりや動きを追求しながら役に臨む徳重の存在が、若いキャスト陣にとって精神的な支えとなった。

 そして同クラブのメンバー・加奈を演じる伊礼は、「うちに秘めた根性があり、ビーチが似合う健康的な感じも役柄にぴったり」だと児玉監督。風間や西岡ら脇を固めるベテランの存在も「とても心強かった」と語った。

 「真夏の撮影ということもあって、体力的に大変な場面もあった」というのせりんだが、キャスト&スタッフ、そして町の人々と「一丸となって撮影に臨むことができた」と充実感もたっぷり。日々の撮影のなかで育まれていったチームワークの背景には、泊まり込んで合宿のように過ごしたかけがえのない時間があった。

 プロデューサーの河合は「クランクインの前に、地元のライフセーバーの方と、ライフセーバー役のキャスト陣で食事をする機会があって。年齢が近い人も多く、そこでみんなすっかり仲良くなってしまって」と語りながら、「俳優部の宿舎でも、のせりんさんをはじめ、みんなでご飯を食べたり、お菓子を食べたり、遅くまで話をしたり。空き時間にも、地元のライフセーバーの方たちと海に入ったりして。みんな、元気ですよ!」と笑顔。劇中さながらに、食事や海での時間を共有するなかで互いの距離は縮まり、結束はより強固なものとなっていった。

 人生の岐路に立った勇輝は、顔つきまで変化していく。のせりんが表した彼の成長は、「誰かの背中を押せるものだ」と河合。「自分は何者になれるのか、将来どうしていけばいいのかと悩む時期が、きっと誰にでもあるものだと思います」と、勇輝の葛藤は観客のものでもあるという児玉監督は、「思春期真っただ中の若者、すでに過ぎ去った中年、遠い過去だったシニアの皆さんにも観てほしい」と語った。

 公開されたメイキング写真では、海でボードに乗りながら撮影に挑むのせりんとスタッフの姿が収められている。

■公開情報
『ライフセーバー!』
5月29日(金)より福井先行公開、6月12日(金)より全国公開
出演:のせりん、徳重聡、伊礼姫奈、中山卓也、松川尚瑠輝、手塚真生、古田耕子、中山エミリ、酒井敏也、風間トオル、西岡德馬
監督・脚本:児玉宜久
プロデューサー:河合広栄
エンディング曲:「わたしのねがい」関取花
音楽:中西ゆういちろう
制作プロダクション:広栄
配給:日活
製作:「太陽の守護神」製作委員会
©映画「太陽の守護神」製作委員会

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