実写版『SAKAMOTO DAYS』が証明した目黒蓮の真価 弛まぬ努力で新境地を切り拓く
もちろん、フィジカル面での挑戦もすさまじい。ふくよかな坂本を再現するため、毎回約4時間をかけて重さ8kgにも及ぶ特殊メイクを施したという。顔から指先まで分厚いシリコンで覆われれば、頼りの表情筋は奪われる。しかし彼は、瞳の奥のわずかな揺らぎや息遣いだけで、家族を愛する男と伝説の殺し屋を鮮やかに演じ分けてみせた。さらに、田渕景也アクション監督が構築したソリッドな殺陣を、彼は本人の希望によりすべて吹き替えなしで挑んでいる。「拳の皮が剥けるまで猛特訓した」というエピソードからは、本作への並々ならぬ覚悟が伝わり、長時間の過酷な準備中に「睡魔と闘い、スタッフさんに頭をガシッと掴まれて支えられていた」という裏話も、彼の実直さと努力家な面を物語っている。
では、なぜ彼はここまでストイックに高い壁へと挑み続けることができるのか。ここで、ファンの間でも語り草となっている「夢ノート」の存在が思い浮かぶ。
デビュー前から叶えたい目標をノートに書き留め、口に出せば笑われそうな大きな夢も、一つひとつ有言実行してきた目黒。そのたゆまぬ努力の凄まじさを象徴するのが、例えば彼の「英語力」の目覚ましい向上だ。デビュー直後にレギュラー出演していたテレビ番組『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)では、英語の曜日について「月曜=イエスタデイ」「日曜=リメンバー」といった珍回答を披露していた目黒。ところが今や海外ブランドのコレクションに堂々と招待され、トップデザイナーたちと流暢な英語でコミュニケーションを交わすまでに至っている。さらに現在、彼はカナダでハリウッドの超大作ドラマ『SHOGUN 将軍』シーズン2の撮影に参加している。
目黒蓮公式Instagramより
連日のようにメディアに出演し、グループ活動もこなす多忙を極めるスケジュールの合間を縫って、彼は一体どれほどの時間を英語学習やアクションの基礎練に費やしてきたのだろうか。その見えない血のにじむような努力こそが、彼が目標を次々と現実に変えていける最大の理由なのだ。
どんな重圧やハンデを背負っても、時に監督の強烈なカラーに染まることを求められても、その裏側にある泥臭い苦労や葛藤をスクリーンでは微塵も感じさせず、エンターテインメントとして昇華させるスター性。不可能を可能に変えていく努力に裏打ちされた強靭な意志と、佇まいだけで発揮されるスクリーンでの華やかさ。本格的なアクションという新境地を経て、魅力にさらなる磨きをかける彼だからこそ、私たちはその姿から目が離せない。
■公開情報
『SAKAMOTO DAYS』
全国公開中
出演:目黒蓮、高橋文哉、上戸彩、横田真悠、戸塚純貴、塩野瑛久、渡邊圭祐、北村匠海、八木勇征、生見愛瑠、小手伸也、桜井日奈子、安西慎太郎、加藤浩次、津田健次郎、志尊淳
原作:鈴木祐斗『SAKAMOTO DAYS』(集英社『週刊少年ジャンプ』連載)
脚本・監督:福田雄一
主題歌:Snow Man「BANG!!」(MENT RECORDING)
製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ
制作プロダクション: CREDEUS
配給:東宝
©︎鈴木祐斗/集英社 ©︎2026 映画「SAKAMOTO DAYS」製作委員会
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