興収で読む北米映画トレンド

『ザ・マミー』北米No.3発進 『マリオ』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』が春を制する

 そのほか今週は、ボブ・オデンカーク主演のアクションコメディ『Normal(原題)』が第7位に初登場。北米2060館で週末興収265万ドルを記録するスタートとなった。田舎町の保安官が銀行強盗をきっかけに陰謀へと巻き込まれてゆくストーリーで、監督は『ハイ・ライズ』(2015年)などのベン・ウィートリーが務めた。

 『ジョン・ウィック』『Mr.ノーバディ』シリーズのデレク・コルスタッドが脚本・製作を務めた本作は、男女比では男性が65%を占め、年代別では45歳以上が半数近くの44%という、“大人の男性向け”アクション映画としてアピール。Rotten Tomatoesでは批評家76%・観客74%と好感触ながら、CinemaScoreは「C+」となった。日本公開は未定。

 なお、前週初登場の『8番出口』は公開2週目で残念ながらトップ10圏外の第12位。もっとも週末興収66万ドル(前週比マイナス53.4%)、北米興収282万ドルという成績は、公開劇場510館(前週比プラス15館)という規模を踏まえると引き続き好調だ。

 北米映画市場全体の週末興収は9360万ドルで、『罪人たち』(2025年)が大ヒットした前年同週比マイナス32%となった。しかし『罪人たち』はオリジナル脚本のホラー映画としては屈指のヒットを記録した、いわば外れ値のような作品。同じワーナー配給とはいえ、『ザ・マミー』と比較するのは野暮というものだろう。

北米映画興行ランキング(4月17日~4月19日)

1.『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(→前週1位)
3500万ドル(-48.6%)/4170館(-114館)/累計3億5524万ドル/3週/ユニバーサル

2.『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(→前週2位)
2045万ドル(-15.3%)/3820館(+3館)/累計2億8509万ドル/5週/Amazon・MGM

3.『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』(初登場)
1351万ドル/3304館/累計1351万ドル/1週/ワーナー

4.『The Drama(原題)』(↓前週3位)
484万ドル(-43.7%)/2629館(-522館)/累計3965万ドル/3週/A24

5.『You, Me & Tuscany(原題)』(↓前週4位)
380万ドル(-51%)/3157館(+6館)/累計1437万ドル/2週/ユニバーサル

6.『私がビーバーになる時』(↓前週5位)
290万ドル(-30.3%)/2475館(-375館)/累計1億6116万ドル/7週/ディズニー

7.『Normal(原題)』(初登場)
265万ドル/2060館/累計265万ドル/1週/Magnolia Pictures

8.『『BTS WORLD TOUR 'ARIRANG' IN JAPAN』ライブビューイング』(初登場)
180万ドル/1189館/累計180万ドル/1週/Trafalgar Releasing

9.『Busboys(原題)』(初登場)
165万ドル/800館/累計165万ドル/1週/Mind Blowing Films

10.『Bhooth Bangla(原題)』(初登場)
95万ドル/500館/累計95万ドル/1週/Funasia Films

(※Box Office Mojo、Deadline調べ。データは2026年4月20日未明時点の速報値であり、最終確定値とは誤差が生じることがあります)

参照
https://www.boxofficemojo.com/weekend/2026W15/
https://variety.com/2026/film/news/box-office-super-mario-galaxy-movie-3rd-weekend-lee-cronin-the-mummy-1236725452/
https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/lee-cronin-the-mummy-box-office-super-mario-hail-mary-1236568507/
https://deadline.com/2026/04/box-office-lee-cronins-the-mummy-super-mario-galaxy-movie-1236864337/
https://deadline.com/2026/04/box-office-global-super-mario-galaxy-movie-lee-cronins-the-mummy-1236865260/

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