NOAが“座長”として参考にしたのは高橋文哉? 表現者としての成長とさらに広がった可能性
主題歌制作で深まったキャラクターへの理解
――5周年記念ライブのときに「自分の内面にある光と闇の部分をさらけ出した」と話していました。アーティストとしてご自身の闇を表現するのと、千秋の闇落ちしていく姿は近しいものでしょうか? それとも全然異なりますか?
NOA:近いと思いました。具体的に何が似ているかはうまく説明できないんですけど、感情を色で表したときの“赤っぽい感じ”は似た感情だなと思いましたし、アーティストとしての暗闇を感じていたときの中にも孤独や怒り、葛藤という感情があって。そこは千秋と似たような感覚だなと。なので、お芝居をするときにもう1度自分の中で思い出したりしました。
――そもそも千秋とはリンクするところは多かったですか?
NOA:そうですね。孤独を感じやすかったり、孤独を感じる上での独占欲みたいなところは考え方が似ているなと感じて。演じれば演じるほど千秋と仲良くなれた気がします。
――アーティスト業と役者業にはリンクするところは多いものでしょうか?
NOA:それは、役によりますかね。千秋は自分が普段生活している芸能界にいる人だし、すごく些細な点でいうと着る私服も自分に近かったりして。いい意味で、自分の普段のアーティストの活動とギャップがなかったです。実は今回はツアーと並行しながら撮影していたんですが、全くつらくありませんでした。一方で、役とアーティストとしての姿が違ったりすると、そのギャップで慣れないときもあります。そういうときは、いくらドラマが忙しくても、一人で自主練習に行って、踊って歌って、自分を取り戻すようにしています。その期間は二重人格のような感覚になりますね。
――エンディング主題歌にもなっている「Say Yes」は、千秋が天に向けて曲を書いたらという想像を膨らませて制作したそうですね。そのような制作過程を振り返っての感想を教えてください。
NOA:歌詞を書く上で、セリフでは言わない言葉とか、セリフでは言っているものの内心は違って……みたいな言葉を深掘りしていく作業があったので、楽曲の制作を通じても、千秋と仲良くなれたなと感じています。今までにはない経験だったからこそ、僕自身も曲を書く上ですごく新たな技法で楽しいなと思いましたし、レコーディングも、ちょうどドラマの撮影後に行ったので、「千秋のままで歌えた」というのも、すごく新鮮な気持ちで楽しかったです。
NOA「最高の7人組になりたい」 『君の花になる』で発揮する、アーティストしての実力
本田翼が主演を務める10月18日スタートのTBS系火曜ドラマ『君の花になる』。本作は、ある出来事により挫折した元高校教師の主人公…――千秋を演じるNOAさんとしての楽曲が聴けるだなんて、ファンからしたらたまらないですよね。
NOA:そう思っていただけてたら嬉しいです。実は最初、僕のもともとある楽曲の中から「これはどうですか?」と提案したんです。でも「もうちょっとパワフルなのが欲しい」と言っていただいて、自分なりに解釈して書き直すことになって生まれたのが「Say Yes」でした。改めて聴いていただいたときに一発OKをもらえたので嬉しかったですね。自分が主演をさせていただくドラマで、主題歌までやらせていただくことは、すごく光栄ですし、すべてトータルで“すくすく”の世界観をお届けできたら嬉しいです。
――主題歌と主演の両方を一気に叶えるのって、ソロアーティストであり、俳優のNOAさんだからこそできる強みですよね。
NOA:たしかに、そうですね。表現者としてはお芝居も歌も、アーティストも役者も、常に同じバランスを持ってやりたいというのはあるので、今回みたいな機会をいただけるということはありがたいですし、自分も予想しない化学反応が起きたなと。いつかまた主演をさせていただく作品があったら、同じく主題歌をやらせていただきたいですから、まだまだ演技も曲を書く能力もどんどんレベルアップしていきたいです。
――先ほど、話にも出た『君の花になる』はNOAさんにとって役者デビュー作品。そこから4年で主演を務めるというのは、目覚ましい成長だと思います。ご自身としては、どんなところに成長を感じていますか?
NOA:本当に些細なことですけど「今あっちから撮られている」と画角を把握できるようになりました。あとは、積極的に技術部の皆さんとおしゃべりする余裕もできて。『君の花になる』のときは本当に右も左もわかりませんでしたから。
――今回の主演を経て、今後俳優として挑戦してみたい役柄は何かありますか?
NOA:今までは“かわいい”感じの役が多かったのですが、千秋を演じて裏表がある役の楽しさを感じました。一見普通だけど、少し怖い猟奇的な犯罪者とか、裏のあるキャラクターは引き続きやりたいです。
同名漫画を実写化した“ヤンデレ系”ラブサスペンス。芸能界の裏側を舞台に、心に闇を抱えた人気俳優と駆け出しのアイドルが出会い、周囲を巻き込みながら運命を狂わせていく様を描く。
■放送情報
ドラマ特区『救い、巣喰われ』
MBSにて、毎週木曜24:59〜放送
テレビ神奈川にて、毎週木曜23:30〜放送
チバテレにて、毎週金曜23:00〜放送
テレ玉にて、毎週水曜24:30〜放送
とちテレにて、毎週木曜23:30〜放送
群馬テレビにて、毎週木曜24:00〜放送
FOD見放題にて独占配信、TVer、MBS動画イズムで見逃し配信
出演:NOA、阪口珠美、阿久根温世(ICEx)、田中幸太朗、青島心、上原あまね、鈴木秀脩、遊井亮子、坪倉由幸、若月佑美
監督:酒見アキモリ、佃直樹、塚田芽来
脚本:遠山絵梨香
原作:『救い、巣喰われ』 原案:琴子/漫画:カモ(コミックRouge連載/マイクロマガジン社刊)
オープニング主題歌:茉ひる「百日草」(ワーナーミュージック・ジャパン)
エンディング主題歌:NOA「Say Yes」(Capitol Records/ユニバーサル ミュージック)
制作プロダクション:メディアプルポ
製作:「救い、巣喰われ」製作委員会・MBS
©「救い、巣喰われ」製作委員会・MBS
公式サイト:https://www.mbs.jp/sukusuku/
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