『リブート』“ハヤセプリン”を再現してみた 「卵の味わいが命!」な絶品スイーツに

 あの映画やドラマに出てくる美味しそうな料理は、どうやったら食べられるのか。スクリーンの向こうから食欲を誘う、濃厚で魅力的なパスタや、物語の中から香り立つように登場する心温まるクリーミーなスープ。ああ、どうしても食べてみたい。でもその料理たちは、画面の中の世界でしか味わえない……。

 しかし、ふと思った。もし食べられないのなら、自分で作るのはどうだろう?

 そんな“エンタメグルメ”に憧れるライターのすなくじらが、実際に料理を作ってみる連載「絶対食べたいグルメ」。第10回は、日曜劇場『リブート』(TBS系)より、ハヤセ洋菓子店のプリンを再現してみた。

 本作では、松山ケンイチ/鈴木亮平演じるパティシエ・早瀬陸が手がけるスワンシュー、プリン、ショートケーキなどが登場する。どれも画面越しにうっとりするほど美しいのだが、中でも気になったのがプリン。

 今回作ってみる“ハヤセプリン”のレシピは、第4話に登場した息子の拓海(矢崎滉)が書いたものを参考にした。早瀬のプリンは「卵の味わいが命!」ということで、メモに書かれていたレシピから劇中のセリフ通り「卵黄をあと10グラム増やして」作ってみた。

■材料
牛乳:300g
生クリーム(35%):200g
きび砂糖:100g
卵:4個
卵黄:60g(劇中のメモでは50g)
バニラ:0.25本
カラメル用:グラニュー糖50g・水大さじ1・お湯50cc

今回の布陣。卵の存在感がすごい

 個人的に驚いたのが卵の量だ。全卵4個に別で卵黄60g。つまり卵黄だけでざっと3個分を追加している計算になる(※使用する卵の大きさにもよるので、軽量の上適切な個数に調整が必要)。合計で約7個分の卵を使う、かなり贅沢な配合だ。「卵の味わいが命」という早瀬の言葉に偽りなし、である。

ぷるぷるつやつやの卵黄たち……!

 プリン作りは全体の工程だけ見るとシンプルに思えるのだが、やってみると意外と難しい。材料がシンプルなぶんごまかしが効かないのはもちろん、工程のほとんどが「やり直しの効かない一方通行」なのだ。カラメルを焦がしすぎたらもう戻せないし、卵液に熱い牛乳を一気に注いで卵が煮えたらそこで終了。プリンは見た目のわりに、緊張感のあるお菓子である。

 まずはカラメル作りから。鍋にグラニュー糖と水を入れ、中火にかける。

ぶくぶくと泡立つカラメル。ここからの色変わりは一瞬!

 砂糖が溶けて泡立ち始めたら、鍋をゆすりながら好みの色になるまで加熱する。ほどよく色づいたらお湯を加えて伸ばすのだが、このとき盛大にはねるので要注意。

 カラメルは市販のプリン用カラメルタブレットを使う手もある。手軽にやりたい方にはそちらもおすすめだ。

琥珀色に仕上がったカラメル

 続いてプリン液。まず鍋に牛乳と生クリーム、バニラを入れて温める。別のボウルで卵と卵黄を混ぜ、きび砂糖を加えてすり混ぜ、こちらも少しあたためる。

卵にきび砂糖を加えていく

 温めた牛乳液が沸騰したら、卵液に少しずつ加えて混ぜ合わせる。一気に入れると卵が煮えてしまうので、最初は少量ずつ、卵液を温度に慣らすイメージで。

 全体が混ざったら、目の細かい網(茶こしでも可)でこす。この工程を省くとプリンの舌触りが一気に落ちるので、面倒でもしっかりこしたい。

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