『未来のムスコ』“颯太”天野優の本当の気持ち 物語が急変する“将生”塩野瑛久の勘違い
突如始まった子育てに戸惑いながらも、ミライから来た息子・颯太(天野優)の笑顔を守ると心に誓った未来(志田未来)。『未来のムスコ』(TBS系)第3話では、2人が少しずつ家族になっていく中、未来が颯太の笑顔に隠された本当の気持ちを知る。
未来は子育てとバイトと劇団での活動を両立するため、日中は中学時代の同級生である“まー先生”こと優太(小瀧望)が働く「よしずみ保育園」に颯太を預けることに。入園直後は、子どもが親と離れたくないという思いから登園を泣いて嫌がったり、慣れない環境でストレスを溜め、体調を崩したりしがち。しかし、颯太の場合はミライでも通っていた保育園ということもあり、驚くほどの速さで周囲に馴染んでいく。
毎日楽しそうな颯太に、未来もほっと一安心。大量の入園グッズを揃えるのは大変だが、未来には沙織(西野七瀬)という事情を理解してくれている心強いサポーターもいる。おかげで初めて主演を務める次回公演の稽古にも全力投球でき、何もかも順調だ。だが、どうしても未来には気になることがあった。
2036年からやってきた颯太は5歳。つまり、未来は5年後に颯太を産むことになる。そうするとつい考えてしまうのは 、ミライは自分の夢を諦め、母になることを選んだのか、ということ。立派な役者になって仕事と両立しながら、あるいはミライでも夢を追いかけながら颯太を育てている可能性もあるが、未来には自分がそんなに器用な人間とは思えなかった。
18歳で富山にある実家を飛び出し、上京してから、ただひたすらに役者になるという夢を追いかけてきた未来。10年は人が変わるに十分な時間だが、特に18歳からの10年は変化が激しい。多くの場合は大学に進学し、4年で卒業、就職、未来くらいの年齢になると結婚して子どもを産む人や、会社で役職に就く人もちらほら増えてくる。そういう人生の転機をしばしば「ライフステージが上がる」と表現するように、世間的には変化を積み重ねていくことが称賛されがちだ。
未来のように一つのことを極めてきた人が、自分だけ置いていかれているような気持ちになるのも無理はない。それでもいつか報われると信じてやってきた未来は、ミライの自分が夢を諦めているかもしれない可能性を前に途方に暮れる。そんな未来に「どんな選択だったとしても、未来が芝居に打ち込んできた時間は本物だと思うよ」と語りかけるのが沙織だ。誰よりも近くで自分に嘘をつかず、好きなことにまっすぐ向き合ってきた未来を見てきた沙織。自分よりも自分の選択を信じてくれる彼女の言葉に励まされ、未来は恐れることなく颯太を産むまでの道のりを知りたいと思えるようになった。