マーゴット・ロビーとジェイコブ・エロルディが惹かれ合う 『嵐が丘』本予告公開

 マーゴット・ロビーが主演・プロデューサーを務めた映画『嵐が丘』の公開日が2026年2月27日に決定。あわせて本予告と本ビジュアルが公開された。

 本作は、世界興行収入14億ドルを突破した『バービー』のロビーが、再び主演とプロデューサーを務めたラブミステリー。原作はエミリー・ブロンテ生涯唯一の作品となったベストセラー小説『嵐が丘 (Wuthering Heights)』(1847年刊)。今日に至るまで多くの国で翻訳出版され、数多く舞台化されている。映画作品としては、1939年公開のウィリアム・ワイラー監督、ローレンス・オリヴィエ主演作がアカデミー賞8部門にノミネート、1992年公開のピーター・コズミンスキー監督、ジュリエット・ビノシュ&レイフ・ファインズ共演作も知られており、日本では吉田喜重監督、松田優作出演で1988年に映画化されるなど、過去何度も映像化されてきた。

 ロビーが監督・脚本を託したのはエメラルド・ フェネル。監督デビュー作『プロミシング・ヤング・ウーマン』でイギリス人女性監督として史上初となるアカデミー賞脚本賞を受賞した。さらに、プロダクションデザインは『教皇選挙』のスージー・デイヴィーズ、衣装デザインは『バービー』のジャクリーン・デュラン、撮影監督は『ラ・ラ・ランド』のリヌス・サンドグレンが担当した。

 そしてこの物語の中心となるキャサリンをロビー、ヒースクリフをギレルモ・デル・トロ監督作『フランケンシュタイン』で怪物役を演じたジェイコブ・エロルディがそれぞれ務める。

映画『嵐が丘』特報映像

 公開された予告編では、イギリス・ヨークシャーの広大な大地を背景に、身分の違いを越え、幼少期より心惹かれあうキャサリン(マーゴット・ロビー)とヒースクリフ(ジェイコブ・エロルディ)が描かれる。“無邪気”に微笑みあったり、大人の階段を上るにつれ、「もしお金持ちになったら何したい?」と、希望に溢れた未来を語り合ったりする2人。さらに、キャサリンの元を一時去ったヒースクリフは、“大人の男”として容姿を整え、あたかも王子様のように再び登場。2人はますます惹かれあい、愛を深めていくが周りの人間たちはそれを止めようとする。そして映像は、「キスしよう。2人の運命がどうなろうとも」というセリフで終わる。果たして、この2人の運命に待ち受ける未来とは。

 本作の音楽を包括的に手がけているのは、第67回グラミー賞で9部門にノミネートされ、3部門を受賞したチャーリーXCX。脚本を読んだ瞬間に強い衝動が生まれたと語る彼女は、 「脚本を読んで、すぐにインスピレーションが湧いてきて、この世界観に寄り添う楽曲を1曲ではなく、複数作り始めた。前作のアルバム制作で深く潜っていたところだったから、まったく新しい、真逆の世界へ飛び込めることにワクワクした。『Wuthering Heights』と聞いて思い浮かぶのは、情熱と痛み、イングランド、荒野、泥と寒さ、そして執念と強さだった」と、その制作背景を明かす。 彼女が生み出した楽曲の中でも、「Can’t breathe without you/あなたがここにいないと息もできない」と歌う、劇中歌「Chains of Love」は本予告にも使用されており、理性では抗えない “究極の愛”という本作のテーマを表現している。

 あわせて、キャサリンとヒースクリフの顔が近づき、今にも口づけを交わそうとする瞬間を捉えた本ビジュアルも公開された。

■公開情報
映画『嵐が丘』
2026年2月27日(金)全国ロードショー
出演:マーゴット・ロビー、ジェイコブ・エロルディほか
原作:エミリー・ブロンテ
監督・脚本:エメラルド・フェネル
製作:マーゴット・ロビー
音楽:チャーリーXCX
配給:東和ピクチャーズ・東宝
原題:Wuthering Height
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