韓国映画歴代最高収入を記録 アニメーション映画『キング・オブ・キングス』3月27日公開
『パラサイト 半地下の家族』を超え、韓国映画として歴代最高収入を記録した『The King of Kings(原題)』が、『キング・オブ・キングス』の邦題で2026年3月27日より日本公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルが公開された。
本作は『クリスマス・キャロル』で知られるチャールズ・ディケンズが子どもたちのために執筆し、生前の出版を禁じていた『主イエスの生涯』にインスピレーションを得て製作されたアニメーション映画。製作・監督・脚本を務めたチャン・ソンホ率いる韓国のMOFAC STUDIOが30年以上のノウハウを注ぎ込み、10年の製作期間をかけてイエスの誕生から復活までを描く物語を完成させた。
アジアやヨーロッパ、アフリカなど90カ国以上の国で公開され、北米では興行収入6000万ドルを突破。『パラサイト 半地下の家族』(5384万ドル)を上回り、北米で公開された韓国映画としては最高の歴代収入を記録し、一大ブームを巻き起こした。
韓国映画でありながら、英語版の声優にはハリウッドで活躍する役者たちが集結。チャールズ・ディケンズ役には『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のケネス・ブラナー、妻キャサリン・ディケンズ役には『キル・ビル』のユマ・サーマン。そして、イエス・キリスト役には『スター・ウォーズ』シリーズのオスカー・アイザック、その他にもマーク・ハミルやピアース・ブロスナン、フォレスト・ウィテカー、ベン・キングスレーといったキャストたちが名を連ねている。
イギリスの人気作家チャールズ・ディケンズ(ケネス・ブラナー)は、自作の朗読劇『クリスマス・キャロル』の舞台を5歳の末息子ウォルターのいたずらで台なしにされ、親子の関係がこじれてしまう。妻・キャサリン(ユマ・サーマン)のアドバイスを受けたディケンズは、我が子のために執筆した特別な物語『王の中の王』をウォルターに読み聞かせることにした。それは二千年前、ベツレヘムで生まれたイエス・キリスト(オスカー・アイザック)の壮大な人生を描いたものだった。12歳で“神の子”としての使命を自覚し、30歳で洗礼を受け、弟子たちの目の前で多くの奇跡を起こし、人々に愛と赦しを説き続けるイエス。信仰が広まる一方、「神への冒涜だ」と敵意を募らせる者たちもいた。やがて最後の晩餐で自らの死と復活を予言したイエスは、十字架刑という試練の道へと歩んでいく。
公開されたポスタービジュアルは、両手を広げた穏やかなイエス・キリストが印象的。背後には父チャールズ・ディケンズと妻キャサリン、そしてヒーローのお話が大好きな息子ウォルターと愛猫の楽しそうな姿も。父が語るヒーロー、イエス・キリストの壮大な冒険の物語を想像させるビジュアルとなっている。
また、本作のムビチケ前売券(オンライン)が12月13日10時より発売されることが決定した。
■公開情報
『キング・オブ・キングス』
2026年3月27日(金) TOHO シネマズ 日比谷他全国ロードショー
製作・監督・編集:チャン・ソンホ
製作・撮影:キム・ウヒョン
脚本:チャン・ソンホ、ロブ・エドワーズ、ジェイミー・トーマソン
声の出演:ケネス・ブラナー、ユマ・サーマン、ローマン・グリフィン・デイヴィス、オスカー・アイザック、ピアース・ブロスナン、フォレスト・ウィテカー、ベン・キングスレー
音楽:キム・テソン
2025年/韓国・アメリカ/英語/104分/カラー/5.1ch デジタル/原題:The King of Kings/字幕翻訳:池田彩加
配給:ハーク
字幕監修:小川政弘
推薦:日本聖書協会/カトリック中央協議会広報
映倫区分:G
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