『絶対零度』嘘の情報を流した“佐生”安田顕は敵なのか ついに事件の黒幕が明らかに
沢口靖子が主演を務める月9ドラマ『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』(フジテレビ系)第8話は、二宮奈美(沢口靖子)たちDICTがようやく事件の黒幕と思わしき人物に辿り着く。
桐谷総理(板谷由夏)の娘・カナ(白本彩奈)が誘拐されるという国の威信に関わる事件が発生。山内徹(横山裕)による執念深い聞き込み捜査から浮かび上がってきたのは、久慈幹二(池内万作)だった。大企業のエンジニアで友人やホテルを転々としているノマドワーカー。カナを勧誘したリクルーター役の沢北卓(樋口幸平)との交流歴から身元が割れた。久慈はシェアオフィスのラウンジでノートパソコンを開くと、スマホが鳴り、イヤホンで電話に出る。相手は東南アジアの現地にいる“レッド”こと沢北。「ちょっと報告したいことがあって。桐谷カナの件です」と話を切り出すと、久慈はほくそ笑む。現地の指示役はレッド、ブルー、イエローと複数名おり、沢北は「しばらくは様子見だ。まずはあっちがどう動くのか、ゆっくり観察しよう現職の総理大臣が娘を誘拐されたら、どんな対応をするのか」「じらして、じらして。たっぷり搾り取ってやろう」と考えを明らかにしていた。
沢北の言う通りに、カナの誘拐事件はほとんど進展がなく、総理を焦らせることが犯人の狙いだった。そんな総理の身辺を探り、追い詰める記者として磯田(加藤夏希)が登場。失意のどん底に落ちる総理に追い討ちをかけるようにして、ディープフェイクの映像がSNS上で拡散され、不倫や不適切発言がまるで真実かのように扱われてしまっていた。
数日後に開いた会見では、磯田から総理の夫・晋一(森岡豊)の浮気を追求され、炎上にさらなる燃料を注ぐ結果に。パニック状態の総理に寄り添う奈美。総理は奈美を「厳しさの奥に、深い思いやりがある」と称賛する。その“思いやり”の言葉に閃いた奈美は、佐生(安田顕)の元へと向かう。
ディープフェイクの映像を仕掛けた犯人は、まさかの佐生。首相官邸を陰で支える参謀として、一連の炎上騒ぎを総理のために起こす、つまりは誘拐事件の情報を世間やマスコミの目から遠ざけるための“スピン”だというのだ。「大事の前の小事」「命懸けの大手術に、多少の出血はつきもの」だと佐生は話すが、奈美が指摘しているようにやることが乱暴すぎる。「あなたも腹をくくってほしい。やることは一つだ。マスコミの目が総理の不倫騒動に向いているうちに、カナさんを必ず見つけ出す」と佐生は奈美を説得するものの、佐生の真意は謎のまま。一体、DICTの味方なのか、それとも総理のポジションを揺るがす敵なのか。磯田に情報を渡していた裏切り者は中野幹事長(大河内浩)。佐生までも真っ黒だとすれば、奈美の周りは悪役だらけの官邸ということになる。
『絶対零度』も終盤戦。第1話冒頭では桐谷総理を護衛する奈美が、海外にあるトクリュウのアジトに潜入していく様子が映し出されているが、それが2026年ということから、少なくともまだまだ事件は長期化していくのであろう。
『絶対零度』シリーズの第5作目。匿名・流動型犯罪に代表される「特殊詐欺」や「サイバーテロ」など、市民の身近な生活から国家の安全を脅かす大規模な犯罪まで、数々の情報犯罪に立ち向かう。
■放送情報
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査~』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:沢口靖子、安田顕、横山裕、黒島結菜、一ノ瀬颯、馬場園梓、金田哲、松角洋平、白本彩奈、板谷由夏ほか
脚本:鈴木洋介、市東さやか、阿部凌大
音楽:KOHTA YAMAMOTO
主題歌:十明「GRAY」(EMI Records/UNIVERSAL MUSIC)
演出:田中亮(フジテレビ)、城宝秀則(共同テレビ)、都築淳一(共同テレビ)、木下高男(共同テレビ)
プロデュース:成河広明(フジテレビ)
プロデューサー:足立遼太朗(フジテレビ)、髙丸雅隆(共同テレビ)、佃敏史(共同テレビ)
制作:フジテレビ
制作著作:共同テレビ
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