蓮佛美沙子×駿河太郎、『ひらやすみ』出演決定 阿佐ヶ谷姉妹も本人役で登場
NHK夜ドラ『ひらやすみ』に、蓮佛美沙子、駿河太郎、阿佐ヶ谷姉妹が出演することが発表された。
本作は、小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて2021年から連載中の真造圭伍の同名漫画を実写化する人間ドラマ。主人公は、定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの(?)将来の不安も一切ない、お気楽な自由人の生田ヒロト。彼は人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえから、タダで一戸建ての平屋を譲り受ける。その平屋で山形から美大進学のために上京してきた、18歳の従姉妹・小林なつみと2人暮らしをスタート。何気ない日常の中で、どこか懐かしさを感じる平屋での生活や、おばあちゃん直伝の四季の料理がほんのりと彩りを添えていく。いつしかヒロトの周りには仕事や人間関係、将来への漠然とした不安など、生きづらい“悩み”を抱えた人々が集うようになっていく。
主人公・ヒロトを岡山天音、ヒロトと同居することになる従姉妹・なつみを森七菜、ヒロトが偶然出会う不動産会社勤務のよもぎを吉岡がそれぞれ演じるほか、吉村界人、光嶌なづな、根岸季衣がキャストに名を連ね、語りを小林聡美が担当する。
NHKプレミアムドラマ『団地のふたり』がギャラクシー賞選奨に輝いた松本佳奈がチーフ演出を務め、アニメ『スキップとローファー』などの米内山陽子が脚本を手がける。
蓮佛が演じるのは、ヒロト(岡山天音)の親友・ヒデキ(吉村界人)の妻・サキ。夜ドラ『バニラな毎日』でのパティシエ役から約8カ月、再び夜ドラに登場する蓮佛は、「『バニラな毎日』ぶりに、こんなに早く夜ドラに帰ってくることができるとは! 衣装合わせで“お帰りなさい”と言っていただけて嬉しかったです。原作のひらやに行きたい、その世界に入りたい一心で現場に向かっていました」とコメント。
駿河が演じるのは、漫画誌の編集者・二階堂ヤスキ。漫画家志望のなつみ(森七菜)の夢に変化が訪れるきっかけとなる。駿河は「短い時間でしたが、丁寧に描く監督の想いと、森七菜さんの“なつみ過ぎる”演技に参加できた喜びを噛み締めていました。作品の1ピースとしてお力になれていれば」と振り返った。
阿佐ヶ谷姉妹は本人役で作品に登場。「原作1巻から楽しく拝読し、この穏やかな世界観がドラマになったら素敵と話していたら、本当に実現して驚きました。地元でもあるので、ちょろりと映れたら……と思っていたらまさかの出演。夢見心地でした」と出演を喜んだ。
ヒロトの周囲には、気づけば悩みを抱える人々が集まってくる。そんな日々の中で、なつみやヒデキにもささやかな変化が訪れ、物語は新たな局面へと向かっていく。
コメント
蓮佛美沙子(野口サキ役)
『バニラな毎日』ぶりに、こんなに早く夜ドラに帰ってくることができるとは!衣装合わせでプロデューサーさんに「お帰りなさい」と言ってもらえて嬉しかったです。原作があまりに素敵で、「このひらやに行きたい、この世界に入りたい」その一心で現場に向かっていました。子供の頃の夏休みみたいなあの時間。“足るを知る”を体感できた現場でした。なんてことない日々を営むヒロトたちの愛おしさを、私もテレビの前でだらだらしながら味わいたいと思います。
駿河太郎(二階堂ヤスキ役)
二階堂ヤスキ役で参加させて頂きました駿河太郎です。短い時間でしたが、ワンカット毎に丁寧に描く監督の想いと、森七菜ちゃんの小林なつみ過ぎる演技に参加出来た喜びを噛み締めておりました。作品の1ピースとして、お力になれていれば良いなと思います。僕自身も完成を観るの楽しみにしています♪
阿佐ヶ谷姉妹(本人役)
『ひらやすみ』1巻から楽しく嬉しく拝読しておりました。原画展にも伺い、この穏やかな世界観がドラマになったりしたら素敵でしょうね~と話していたら、やっぱり!よっ待ってました!!と姉妹で喜びあいました。地元だし、ちょろりと映り込めたりしないかしら、なんて言っていたら、まさかのご縁で…ヒロトさんたちとご一緒できて夢見心地でした。2人とも悪目立ちしていないか心配ですが、皆様とご一緒に楽しみに放送を拝見したいと思います。
■放送情報
『ひらやすみ』
NHK総合にて、毎週月曜から木曜22:45~23:00放送
出演:岡山天音、森七菜、吉岡里帆、吉村界人、光嶌なづな、蓮佛美沙子、駿河太郎、根岸季衣
ナレーション:小林聡美
原作:真造圭伍
脚本:米内山陽子
音楽:富貴晴美
音楽プロデューサー:福島節
演出:松本佳奈、川和田恵真、髙土浩二
制作統括:坂部康二、熊野律時
プロデューサー:大塚安希
写真提供=NHK