カンヌ映画祭グランプリ ヨアキム・トリアー『センチメンタル・バリュー』2026年2月公開

 ヨアキム・トリアー監督の新作映画『Sentimental Value(英題)』が、『センチメンタル・バリュー』の邦題で2026年2月20日よりTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開されることが決定した。

 本作は、『テルマ』『わたしは最悪。』などを手がけたノルウェー人監督トリアーの最新作。愛憎入り混じる“親子”という名のしがらみを中心に、複雑かつ緊張感に満ちた人間模様を描いた。第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、グランプリを受賞。ワールドプレミア後には今年最長の約19分のスタンディングオベーションが沸き上がった。また、第98回アカデミー賞ノルウェー代表作品にも選出された。

 主演を務めるのは、『わたしは最悪。』に続いてのトリアー監督との再タッグとなるレナーテ・レインスヴェ。さらに、『マイティ・ソー』シリーズのステラン・スカルスガルド、『ビューティフル・ライフ』のインガ・イブスドッテル・リッレオース、『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』のエル・ファニングらが出演する。

映画『センチメンタル・バリュー』特報映像

 あわせて公開された特報映像は、「お前は人生最高の宝だ」と語りかける父グスタヴ(ステラン・スカルスガルド)、「なのに捨てたの?」と切り返す娘ノーラ(レナーテ・レインスヴェ)の緊張感走る親子の会話から始まる。家族を捨てて以来長らく音信不通だった映画監督のグスタヴが、自身の15年ぶりである自伝的脚本の新作映画の主役に俳優であるノーラへ打診するところから物語が動き出す。「受け入れたいのに、許せない」親子だからこそ割り切れないノーラの複雑な苦悩。さらに、ノーラとは対照的に家庭を選び息子と夫と穏やかに暮らす妹のアグネス(インガ・イブスドッテル・リッレオース)と、のちにノーラの代役として抜擢されたアメリカ人人気スター、レイチェル(エル・ファニング)も物語に加わり、ますます複雑に絡まり合っていく。

 さらに、グスタヴ、ノーラ、レイチェル、アグネス4者の、移り行く視線がそれぞれの揺れ動く心情と感情を表現したポスタービジュアルも公開された。

■公開情報
『センチメンタル・バリュー』
2026年2月20日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
監督:ヨアキム・トリアー
脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
配給:NOROSHI、ギャガ
英題:Sentimental Value/2025年/ノルウェー/カラー/ビスタ/5.1ch/133分/字幕翻訳:吉川美奈子/G
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