エル・ファニング、一人二役の役作りを明かす 『プレデター:バッドランド』特別映像
全国公開中の『プレデター:バッドランド』からアンドロイド姉妹“ティア”と“テッサ”にフォーカスした特別映像が公開された。
1987年に公開された第1作目から、クロスオーバー作品も含め全7作品、世界中でカルト的人気を誇るシリーズ『プレデター』。高度な科学技術を駆使した武器を持つ宇宙で最も危険な戦士プレデターと人類の攻防を描き、世界的な人気を誇ってきたシリーズだが、本作ではプレデターを敵ではなく主人公として描くシリーズ初となる試みに挑む。
掟を破った若きプレデター“デク”は、生存不可能と謳われる最悪の地・バッドランドに追放される。より強い獲物を求め、激しい戦いを繰り広げる彼の旅路には、思いがけない“協力者”となる謎の半身アンドロイド・ティアが現れる。若きプレデターは、宿命にどう立ち向かうのか。そして、謎のアンドロイドとの旅路の行方は。
11月7日に世界同時公開を迎えた本作。先行上映を含む週末動員は164,790人、興行収入約2億6000万円を記録し、『プレデター』シリーズ過去最高の大ヒットオープニングでスタートした。さらに全世界でも大ヒットを記録し、アメリカでは週末の興行収入が4000万ドルと予想を上回る結果に。全世界興行収入は8000万ドルを突破し、全米及びグローバルで『エイリアン VS プレデター』シリーズを含む全フランチャイズ過去最高のオープニング記録を樹立した。
公開されたのは、エル・ファニングが一人二役を演じるキャラクター“ティア”と“テッサ”にフォーカスした特別映像。
アクションに次ぐアクション、手に汗握るサバイバルが展開される本作で、ファニングの存在が際立っている。「プレデターシリーズはたくましい女性がとても多い。私も仲間入りできてうれしいわ」と笑顔で語るファニング。
上半身のみのアンドロイド・ティアは、バッドランドに到着したばかりでクリーチャーから逃げ惑うデクと出会う。間一髪、ティアの助けでクリーチャーからの攻撃を退け、デクはここで最強の獲物を狩り、一族に己の存在を証明するため、そしてティアもある目的から二人はタッグを組むことになる。トラクテンバーグ監督は「デクがティアを背負うアイデアは構想の段階から浮かんでた。元ネタはチューバッカと C-3PO だ」と語っている通り、見た目や種族は違えど、確かなコミュニケーションと絆が存在する見事なバディが誕生した。無口なデクに対し、おしゃべりなティア。緑あふれる水辺を、触っただけで切り裂かれる草原を、モンスターが潜む森を、二人は背中を預け合って戦い抜いていく。
ティアはなぜバッドランドにいたのか? なぜ半身なのか? その答えの鍵を握るのが、もう1人のウェイランド・ユタニ社製アンドロイド“テッサ”の存在。ウェイランド・ユタニ社は圧倒的な科学技術を誇り、多大な影響力を持つ悪名高い企業。エイリアンシリーズを通して人命よりも目的遂行しようとする、利益至上主義な描写がされてきた。そんなユタニ社がいよいよ本格的にプレデターの世界と邂逅を果たす。
ファニングは今回ティアとテッサの一人二役に挑戦。「ティアは故障してるけど、姉妹を探すために元いた場所に戻ろうとしてる。彼女はティアより優秀で冷静なタイプよ」と語る通り、ティアはデクと一緒にいてもおしゃべりで陽気、感受性豊かなキャラクターだ。対してテッサはアンドロイドとしては完璧な作りをしているものの、ウェイランド・ユタニ社の司令のもと、任務遂行のため冷徹に“ヤウージャ”に対峙する。顔の作りは同じでも、両極端とも言えるキャラクターだ。エルは、この二人を演じるにあたり「私が一人二役を演じた。違いを出すために監督と話し合ったわ」と振り返る。また、トラクテンバーグ監督は「エルは本当にすごい。説得力のある演技で“人間以上の何か”を体現してる」と絶賛。
映像では、アンドロイドとしての二人のキャラクターの違いはもちろんのこと、“ユタニ社”の科学技術の結晶のガジェットなども垣間見ることができる。
■公開情報
『プレデター:バッドランド』
全国公開中
出演:エル・ファニング
監督:ダン・トラクテンバーグ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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