菅田将暉、『もしがく』で「ドラマとの向き合い方に一つの答えが出た」 “サプライズ”も示唆

 一方、こんなやりとりも。渋谷のジャズ喫茶「テンペスト」のマスター・風呂須太郎役の小林は、従業員・仮歯役のひょうろくとのエピソードを振り返る。現場で監督からの指示を真摯に聞いていたひょうろくが、ある日、小林のもとにやって来て「あの……監督さんは何をおっしゃっていたんですか?」と質問されたという。俳優業の経験が浅いひょうろく。ちゃんと聞いているようで、まったく理解していなかったのだ。

小林薫

 ひょうろくは「小林さんは優しく、いろいろと教えてくださいました。お時間をとらせるわけにはいかないし、監督さんに質問しちゃダメだと思って、暇そうにされていた小林さんに声をかけました」と言うと、菅田が「暇とか言うな!」とツッコミ。その後も自身のエピソードを明かす小林に対し、ひょうろくは「(親切にしてくれた小林のことが)す、す、す、好きです。こんなに素敵な人がいるんだと思いました」と愛の告白をして、爆笑に巻き込んだ。

ひょうろく

 イベント後半には、YOASOBIが、本作の主題歌として「劇上」を書き下ろしたことが発表され、Ayaseとikuraからのコメント動画も上映された。

 三谷は「詞がとてもいいんです。僕たち演劇をやっている人間にはたまらない」と絶賛。一方、菅田は、ikuraが現場にランチの差し入れをしてくれた際、業者の車が渋滞に巻き込まれて配達が遅れたことがあった、と明かす。YOASOBI側には何の落ち度もないのに、ikuraは誰よりも焦り、到着したときには自ら運んで振る舞ってくれたと紹介。「楽曲もしかり、お手製で関わってくださるのはうれしいかぎりです」と感謝を述べた。

菅田将暉

 最後に菅田は、本ドラマについて「個人的にもドラマとの向き合い方に一つの答えが出て、希望が持てた作品になりました」とコメント。「今回、YOASOBIさんの発表がありましたが、まだまだサプライズもありますので、毎週誰よりも早くかぎつけて、追いついて、追い越してほしいなと思います。よろしくお願いします」と挨拶していた。

 

本作は、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷の半自伝的要素を含んだ完全オリジナルストーリー。

■放送情報
『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』
フジテレビ系にて、10月1日(水)スタート 毎週水曜22:00~22:54放送
※初回30分拡大(22:00~23:24放送)
出演:菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、野添義弘、長野里美、富田望生、西村瑞樹(バイきんぐ)、大水洋介(ラバーガール)、小澤雄太、福井夏、ひょうろく、松井慎也、佳久創、佐藤大空、野間口徹、シルビア・グラブ、菊地凛子、小池栄子、市原隼人、井上順、坂東彌十郎、小林薫ほか
脚本:三谷幸喜
主題歌:YOASOBI「劇上」(Echoes / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.)
音楽:得田真裕
プロデュース:金城綾香、野田悠介
制作プロデュース:古郡真也
演出:西浦正記
制作著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/moshi_gaku/
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