八木莉可子×山下幸輝×濱尾ノリタカ、映画『WIND BREAKER』出演 インタビュー映像も

 12月5日に公開される水上恒司主演の映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』に八木莉可子、山下幸輝、濱尾ノリタカが出演することが決定。あわせてキャラクターポスターと山下、濱尾によるインタビュー入り特別映像、新たな特報映像も公開された。

 街を守る正義の不良を描く、にいさとるの漫画『WIND BREAKER』を実写映画化する本作。2024年にはTVアニメ化を果たし、各配信サービスで視聴ランキング上位を席巻した。2025年4月期には早くもTVアニメ第2期が放送され、原作は連載開始からわずか4年間で累計発行部数800万部を突破。舞台化、ゲーム化などメディアミックスも展開されている。監督を務めるのは、『ブルーピリオド』『サヨナラまでの30分』などの萩原健太郎。脚本は、『ハケンアニメ!』で第46回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した政池洋佑が手がける。

 主演の水上が風鈴高校1年・桜遥役を演じるほか、桜を真っ先に慕い、ケンカはめっぽう弱いが情報収集に長けた楡井秋彦役を木戸大聖、頭脳明晰かつカンフーや合気道を彷彿とさせる独特のケンカスタイルで右目の眼帯がトレードマークの蘇枋隼飛役を綱啓永、風鈴高校のてっぺんである梅宮一を崇拝する荒くれものの杉下京太郎役をBE:FIRSTのJUNON、風鈴高校3年で四天王の1人、防風鈴きっての武闘派・柊登馬役を中沢元紀、風鈴高校のてっぺんを意味する総代を務める梅宮一役を上杉柊平がそれぞれ演じる。

 新たに出演が発表された八木が演じるのは、桜遥(水上恒司)が入学した風鈴高校がある東風商店街の一角に店を構える喫茶店「喫茶ポスト」で働き、気さくで不良に絡まれても物怖じしない性格で、桜たちを日々気にかけ見守っている橘ことは。八木は、本作への出演が決まった心境を、「率直にめちゃくちゃ嬉しかったです。原作もアニメも見させていただいたんですけど、本当に『WIND BREAKER』の純粋なファンになってしまって、グッズも買いに行きました(笑)。その中でことはという役を演じさせていただけるというのは本当に光栄で、とても嬉しかったです」と語っている。

 街を守る不良軍団・防風鈴を狙う獅子頭連の頭取である兎耳山丁子には、ドラマ『君の花になる』(TBS系)に出演し、劇中のボーイズグループ「8LOOM」のメンバーとして活動、現在は5人組ボーイズグループ・WILD BLUEのリーダーとしても活躍する山下、獅子頭連の副頭取で、兎耳山に忠実なナンバー2の十亀条は、ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)やNHK連続テレビ小説『あんぱん』のほか、現在放送中の『明日はもっと、いい日になる』(フジテレビ系)にも出演している濱尾が務める。

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』特別インタビュー映像(獅子登場!編)

 公開された山下、濱尾によるインタビュー入り特別映像では、ふたりが演じるキャラクターや役作りについて明かす場面も。無邪気な笑顔とは裏腹に、防風鈴に対して人一倍執着心の強いキャラクターを演じるにあたり、山下は「兎耳山はいつも可愛い笑顔をみんなの前で放ちますが、目が笑ってなかったから、『ああ、この子は何かを…』と第一印象で何かを抱えているキャラクターなのかなということはパッと入ってきました。原作を読んでいるうちに、どうしたらいいか分からない、といった想いみたいなものが自分と似ていたので、すごく共感して役作りできたなと思います」と語っている。

 作務衣と下駄にサングラスという特徴的な身なりの十亀条を演じるにあたり、濱尾は「下駄を気にして芝居ができないのは最悪なので、撮影の数か月前から基本的に下駄で生活したり、ビジュアルに寄せられるように5〜6㎏体重を落とすなどして役作りを行いました」と役作りを明らかにし、「我が子である作品を託してくださった先生へのリスペクトを大切にして演じました」と作品への並々ならぬ熱量も感じさせた。

 さらに、濱尾と劇中でハードなアクションシーンを最も多く共にし、同い年でもある水上は濱尾について「(苦戦しながらも)真摯に、誠実に、真面目に取り組んでいました。真面目過ぎやしないか!? と周りから思われるくらい、入り込んでいました」と称え、濱尾も「このタイミングで同い年の彼みたいな役者に会えたってことは、僕の今後の役者人生にとってすごく大きいことでした」と振り返っている。また、水上は本作で登場するセリフ「拳は時に言葉より相手を知る言語になる」を実感した瞬間としても濱尾とのアクションシーンを挙げており、「周りからの声が聞こえないくらい集中している時がありました。僕と濱尾くん、アクションをやっている者同士でしか分からない、共感という意味でいうとそういう瞬間があったのかなと思います」と役柄を超えた戦友としての関係性を明らかにしている。

 そのほか、獅子頭連のメンバーとして曽田陵介、萩原護、高橋里恩が出演することも発表された。

映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』特報映像

 あわせて公開された特報映像には、ケンカでてっぺんを獲るため、風鈴高校にやってきた桜遥(水上恒司)の姿が。桜遥は、街を守るために拳を振るう不良軍団・防風鈴へと変貌を遂げた風鈴高校に困惑していた。ある日、越えてはならない一線を越えたことをきっかけに、防風鈴は不良軍団・獅子頭連の標的になってしまう。風鈴がほしいと怪しくささやく兎耳山丁子(山下幸輝)の願いを叶えるべく、「弱いヤツはいらない」と、仲間にも容赦なく手をあげる十亀条(濱尾ノリタカ)は、佐狐浩太(曽田陵介)、鹿沼稔(萩原護)、有馬雪成(高橋里恩)ら仲間を連れ、防風鈴のいる街に乗り込んでいく。桜たち防風鈴は吹き荒れる暴風のように悪意を振りまく獅子頭連を止めることはできるのか。

 さらに、新たなキャラクター3人のキャラクターポスターも公開。グラフィティ調であしらわれたキャラクター名とともに、ことはの“強いまなざし”、兎耳山の“笑顔に潜む狂気”、十亀の“冷酷さ”と各キャラクターを象徴する姿が切り取られている。

 なお、各キャラクターのビジュアルが採用された全9種のムビチケカードの発売も決定。第1弾となる、桜、楡井(木戸大聖)、蘇枋(綱啓永)の3種は8月8日、第2弾となる、ことは、兎耳山、十亀の3種は9月19日、第3弾となる、杉下(JUNON)、柊(中沢元紀)、梅宮(上杉柊平)の3種は10月3日より発売される。

コメント

八木莉可子(橘ことは役)

橘ことは役を演じさせていただきました、八木莉可子です。とても素敵な原作に私もすっかり虜になってしまい、気づけばグッズを集める日々が続いていました…笑 監督やキャストの皆さん、スタッフの皆さんと一緒に、どうすれば“ことは”をリアルに演じられるか、映画だからこその表現も探りながら、丁寧に撮影に臨ませていただきました。この作品が持つ魅力や熱量が、また少し違ったかたちで届くきっかけになれば嬉しいです。映画『WINDBREAKER』も、どうぞよろしくお願い致します。

山下幸輝(兎耳山丁子役)

今回兎耳山丁子役を務めさせて頂きます山下幸輝です。原作を観させて頂きこんなにも今までに見たこともない新しいヤンキー作品があるのかと素直に思いそんな街に作品に丁子として携われる事ができすごく嬉しいです。
僕自身今回アクション初挑戦で大変な部分が沢山ありましたがキャストの皆さん、スタッフの皆さん、そして何より兎耳山丁子という存在に助けられました。全編オール沖縄ロケで自然に身を委ねて撮影に挑みました。
熱い、あつい男達の対話を是非劇場でご覧ください。

濱尾ノリタカ(十亀条役)

十亀条として出演いたします、濱尾ノリタカと申します。
良い作品を届けるために、全員全力で走りました。それぞれがそれぞれの走り方をしたと思います。
監督、キャスト、全クルー、いろんな方が集まって、それぞれの向き合い方に個性があり、それが特に作品の魅力となっているのかもしれないと思っています。
世代や性別を越えたなにかが詰まっていると思います。
何より原作者にいさとる先生がお描きになった原作『WIND BREAKER』に尊敬を込めて演じました。
是非、劇場でご覧ください。

第1弾ムビチケカード

■公開情報
『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』
12月5日(金)全国公開
出演:水上恒司、木戸大聖、八木莉可子、綱啓永、JUNON(BE:FIRST)、中沢元紀、曽田陵介、萩原護、髙橋里恩、山下幸輝、濱尾ノリタカ、上杉柊平
原作:にいさとる『WIND BREAKER』(講談社「マガジンポケット」連載)
監督:萩原健太郎
脚本:政池洋佑
プロデューサー:加茂義隆
配給:ワーナー・ブラザース映画
©にいさとる/講談社 ©2025「WIND BREAKER」製作委員会
公式サイト:wb-movie.jp  
公式X(旧Twitter):@winbre_movie

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