真造圭伍『ひらやすみ』Production +h.でアニメ化決定 NHK夜ドラ枠で実写ドラマ化も

 真造圭伍の漫画『ひらやすみ』のアニメ化&実写ドラマ化が決定した。

 原作は、小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』にて2021年から連載中、全世界累計発行部数110万部を突破した真造の同名漫画。連載開始直後には「輝け!ブロスコミックアワード 2021」大賞を受賞、その後も「第27回手塚治虫文化賞」マンガ大賞や2022年「マンガ大賞」第3位にもノミネートされた。

 主人公は、定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの(?)将来の不安も一切ない、お気楽な自由人のヒロト。彼は人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえから、タダで一戸建ての平屋を譲り受ける。その平屋で山形から美大進学のために上京してきた、18歳の従姉妹・小林なつみと2人暮らしをスタート。何気ない日常の中で、どこか懐かしさを感じる平屋での生活や、おばあちゃん直伝の四季の料理がほんのりと彩りを添えていく。いつしかヒロトの周りには仕事や人間関係、将来への漠然とした不安など、生きづらい“悩み”を抱えた人々が集うように。周りの人々にとって、ヒロトは気づけば心を休められるあたたかな居場所のように映る。気ままなヒロトの生き方や阿佐ヶ谷を中心とした下町の風景が、多くの読者の心に強く響き、共感を生んだ。

 アニメ化と実写ドラマ化を記念して、真造からは描き下ろしイラストも到着。平屋の庭で屋根よりも高く咲いたひまわりの前で、大きな笑顔でジャンプするヒロトと、誇らしげな表情を見せるなつみが描かれている。真造は今回の映像化に「アニメ化、ドラマ化とっても嬉しいです!! 完成作品を観るのを楽しみにしています!!」と、喜びと期待を語った。

 アニメーション制作は、Netflix『地球外少年少女』、映画・アニメシリーズ版『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のProduction +h.が手がける。実写ドラマはNHK「夜ドラ」枠にて今秋放送予定だ。

 7月30日発売の単行本最新9集とあわせて、公式X(旧Twitter)などで随時情報が発信されていくという。

■書籍情報
『ひらやすみ』
著者:真造圭伍
出版社:小学館
連載誌:週刊ビッグコミックスピリッツにて連載中
既刊:8集(2025年6月時点)
©︎真造圭伍/小学館
公式サイト:https://bigcomicbros.net/work/48647/
公式X(旧Twitter):https://x.com/hirayasumi0426

 

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