『未知のソウル』怒涛の胸キュン展開に悲鳴! パク・ジニョンの繊細な恋の表現に釘付け
一方、ホスは実家に戻り、ミレに会いに行く。学生時代の登山の話をするホスは、ミレの反応を訝しむ。ホスが、ミレに扮したミジに惹かれていき、自身の気持ちを確かめるためにミレに会いに行ったのかと思いきや、この時にホスはミレの態度や言動で確信したのだろうことが後に判明する。
ミレはその頃、農場主のセジンと町で噂になり、そのことをきっかけに農場を辞めてしまう。そして、ミジの方はというと、頑張った業務を上司から酷評され、テスと飲みに行く。ミジは酔っぱらってホスに電話をかけ、「私も好きだった」と告白する。
「キャー!」っと叫びたくなる胸キュン展開で幕を閉じた第5話。続く第6話では、さらに掻き乱される怒涛の胸キュン展開が繰り広げられ、嬉しい悲鳴が止まらない。ミジの告白を聞いたホスの零れ落ちそうな大きな雄弁な瞳といったら! ジニョンの、マンガのキャラクターのようにきらめく瞳が、ミジの告白を聞いて揺れるさまは、転がりたくなるほど魅力的だ。『ユミの細胞たち』のバビ役では、多くの視聴者を“沼らせた”ジニョンだったが、本作のホス役でもまた多くの視聴者をメロメロにさせている。酔っぱらったミジが、ホスの顔を挟んで「ギューッと」された顔もかわいくてたまらない。キスをされるのかと思い、目を閉じた自分に対してツッコむ姿もロマコメとして最高のエッセンスだ。
物語は、さらに恋の進展を見せ、筆者と視聴者が心待ちにしていた、ホスがミジとミレの入れ替わりに気づくシーンがなんともロマンティックに描かれた。ミジは、学生時代の友人の結婚式に出席する。同じテーブルに座るホスとミジだが、ホスの同級生スンヒョン(ナム・ジウ)の言葉にホスが怒り、殴りかかる。スンヒョンから経緯を聞いたミジがホスを追いかける一方で、ホスが、ミジとミレの入れ替わりに気づいていたことが明かされる。この場面でのまたジニョンの瞳がすこぶるいい! 目は口程に物を言うが、この人は、何故こんなにも人の心を揺さぶる眼差しができるのだろう。そして、ジニョンの耳に残る甘い声もすこぶる“エモい”! ここから、ホスが眠るミジに向かって優しい低音ボイスでミジの名を呼ぶ過去の場面へとジャンプする。ホスという男性は、誠実さと心に沢山のものを抱える繊細さを併せ持つ人だ。ジニョンが創り上げたホスというキャラクターが、パク・ボヨンとエモーショナルなケミストリーを魅せているのが、この作品が私たちを魅了してやまない所だろう。
ミレにも恋の予感があり、今後ミジ、ミレとともに恋が動き出す予感で幕を閉じた第6話。毎話終わるたびに「早く次を観せて!」と悶絶する筆者なのだが、世界中で同じような現象に陥っている同志がいることは間違いないだろう。パク・ボヨンやジニョンの演技に魅了され、リュ・ギョンスが纏う独特の雰囲気が恋愛モードに突入することでどう変化するのか、恋とミジたちの成長を描くこの作品に、目下心を鷲掴みにされている。
■配信情報
『未知のソウル』
Netflixにて配信中
出演:パク・ボヨン、パク・ジニョン、リュ・ギョンス
演出:パク・シヌ
脚本:イ・ガン
(写真はtvN公式サイトより)