北川景子が新たな姿を披露? 『あなたを奪ったその日から』は“間違いない”作品に

ちなみに、わたしが初めて北川を知ったのは、2007年公開の映画『Dear Friends』を観たときだった。当時、小学生だったわたしにとって、北川が演じていたギャルのカリスマ・リナはとてつもなく輝いて見えて、「いつか、こんなふうにキラキラした高校生になれたらいいな~」なんて思っていた。最近、X(旧Twitter)で「北川景子 平成」と検索すると、「スクールカースト上位感がやばい」などという投稿がたくさん出てくるが、彼女はまさに平成ギャルを象徴する(キャラクターを多く演じた)女優だと思う。
『Dear Friends』のあとも、『謎解きはディナーのあとで』(フジテレビ系)の宝生麗子や、『パラダイス・キス』(2011年)の早坂紫など、俗に言う“キラキラヒロイン”に扮することが多かった北川だが、2016年放送のドラマ『家売るオンナ』(日本テレビ系)で、変わり者の天才不動産屋・三軒家万智を演じたあたりからだろうか。演じるキャラクターの幅がグッと広がった印象を受ける。なかでも、『ラーゲリより愛を込めて』(2022年)の山本モジミなんかは、登場シーンが多かったわけではないにもかかわらず、ずっと作品の中心にいるような気がした。パッと華を添えながらも、儚さを合わせ持っているような表現に「さすがだなぁ」と思わされた。
仕事でもプライベートでも、さまざまな経験を積んできた北川が、新たに挑む『あなたを奪ったその日から』。『アンメット ある脳外科医の日記』や、『春になったら』、『エルピス―希望、あるいは災い―』など、「良作」と呼ばれる作品を多く生み出してきたカンテレと、国民的女優・北川景子のタッグ。これは、“間違いない”作品になりそうだ。
サスペンスフルなストーリーの中で生まれる親子愛を描く物語。『アルジャーノンに花束を』(TBS系)、『砂の塔〜知りすぎた隣人』(TBS系)の池田奈津子が脚本を手がける。
■放送情報
『あなたを奪ったその日から』
カンテレ・フジテレビ系にて、4月21日(月)スタート 毎週月曜22:00~22:54放送
出演:北川景子、仁村紗和、平祐奈、阿部亮平(Snow Man)、水澤紳吾、小川李奈、一色香澄、田山由起、内藤秀一郎、原日出子、鶴田真由、大浦龍宇一、中原丈雄、筒井道隆、大森南朋
脚本:池田奈津子
演出:松木創
企画:水野綾子
音楽:村松崇継
主題歌:back number「ブルーアンバー」(ユニバーサル シグマ)
プロデューサー:三方祐人
制作:カンテレ、共同テレビ
©︎カンテレ
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