當真あみ主演映画『ストロベリームーン』10月17日公開 共演に齋藤潤×杉野遥亮×中条あやみ

 當真あみが長編映画初主演を務める『ストロベリームーン』が10月17日に公開されることが決定。あわせて特報映像とティザービジュアルが公開された。

 本作は、芥川なおによる純愛小説『ストロベリームーン』(すばる舎)を実写映画化するラブストーリー。『余命10年』『いま、会いにゆきます』などの岡田惠和が脚本を手がけ、『美しい彼〜 eternal〜』などの酒井麻衣が監督を務める。

 「日向君、ストロベリームーンって知ってる?」。余命半年と宣告された萌は、高校一年生の春、一生分の恋をした。桜井萌は、小さい頃から病弱で学校に通えず、友達もいないまま、毎日ひとり家の中で過ごす日々。そんな彼女の密かな夢は、自分の誕生日に、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという6月の満月「ストロベリームーン」を見ることだった。しかし15歳の冬、萌はついに自身の余命が残りわずかであることを宣告される。家族とともに悲しみに包まれた病院からの帰り道、萌は“運命の相手”を見つけ、高校に通うことを決意。そして入学式の日、初対面にもかかわらず同じクラスの同級生・佐藤日向に突然の告白を決行する。萌の猛アプローチにより、人生初の“お付き合い”がスタート。初めて「恋人」という存在ができた二人は、少しずつお互いの距離を縮めていき、いよいよ萌の誕生日6月4日に「ストロベリームーン」を見に行く。しかし、その日を境に萌は学校から姿を消し、日向は萌と連絡が取れなくなる。萌が消えた理由、そして13年後に届く秘密とは……。

  主演を務めるのは、映画『おいしくて泣くとき』の公開を控える當真。本作で長編映画初主演を果たす當真は「限られた時間を全力で過ごす萌の姿が愛おしく、そんな萌を支える家族や友達、そして日向くんの優しさに心が温かくなりました」と脚本の印象を語っている。

 萌に突如告白される純朴な同級生・佐藤日向役には齋藤潤が決定。齋藤は、「向日葵のように真っ直ぐに生きる日向くんとして映画に存在できることが、とても嬉しかったです。毎日、自分自身を超えたいという想いで撮影期間を過ごしていました」と日向として過ごした撮影期間を振り返っている。

 13年後の佐藤日向を演じるのは杉野遥亮。杉野は、「プロデューサーさんの熱い想いと岡田さんの脚本に背中を押していただき、参加させて頂きました。齋藤くんからどうバトンを受け取ってどう表現できるのか、ドキドキしました」と制作者たちの熱い想いから参加する意義を見出し、13年後の日向を演じることへの期待と責任感を伝えている。

 そして、日向の幼なじみで萌の親友・高遠麗の13年後の役で中条あやみが出演する。中条は、「原作と台本を読んで、あまりにも儚くて優しくて温かい高校生の物語に感情移入してしまい、制服まだ着れるかなと心配していたら、大人になった麗のオファーだと言われて、あの青春の中に混ざりたかったなと少し寂しくなりました(笑)」とストーリーに感情を揺さぶられた印象を語っている。

 実写映画化に際し、原作者の芥川は「人が生まれながらに持つ純粋さ、優しさ、人を思いやる気持ち。この作品を通して、映像という素晴らしい世界で、来場者の皆様の心に届けられたなら、原作者としてこれほど嬉しいことはありません」「映像化において、原作小説から映画へと受け継がれた優しさのバトンリレーを心地よく感じていただけると確信しております」と映画化への期待と想いを馳せている。

 また、脚本の岡田は「當真さん、齋藤さん、杉野さん、中条さんという自慢のキャストのお力と、酒井監督の演出によって、可愛らしく、ファンタジックで、でも強い愛と命の映画が出来ました」とコメント。監督の酒井は、本作で最も心動かされたこととして、「誰かの一生懸命さに心を動かされ、自分は何ができるのか、何をしてあげられるのか、全員、大切な人を思いやっている【生き様】が映っていると思います」と思いを明かしている。

映画『ストロベリームーン』特報映像

 あわせて公開された特報映像では、「余命半年」である萌(當真あみ)が、どのような思いで日向(齋藤潤)と過ごしたかが垣間見える。ティザービジュアルでは、6月4日のストロベリームーンを見上げている萌と日向の姿が描かれている。

コメント

當真あみ(桜井萌役)

今回、初めて長編映画主演という形でこの映画に携わらせていただくと聞いて、嬉しさと同時に身が引き締まる思いになりました。
台本を読んだとき、限られた時間を全力で過ごす萌の姿が愛おしく、そんな萌を支える家族や友達、そして日向くんの優しさに心が温かくなりました。
温かいキャスト、スタッフの皆様と一緒に撮影させていただけて、とても楽しく素敵な時間を過ごす事が出来ました。
友情に初恋、家族の愛の深さに心が温かくなれる作品となっていると思います。
大好きな人、大切な人と見ていただけると嬉しいです。

齋藤潤(佐藤日向役)

原作を拝見した時、萌ちゃんと日向くんとの関係性、
初々しい輝きを放っている2人にすごく感動しました。
そして、向日葵のように真っ直ぐに生きる日向くんとして映画に存在できることが、
とても嬉しかったです。
毎日、自分自身を超えたいという想いで撮影期間を過ごしていました。
1人では走り続けることはできなかったところを、
主演の當真あみさんをはじめとした、素敵なキャストの皆様、
監督、スタッフの方々が、未熟な僕を照らし続けてくださったおかげで、
日向を生きられたと思います。
この映画に生きる人々が愛する人を想い、もがいて、諦めないで生きようとする姿を、
是非皆さんに観ていただきたいです。見届けてほしいです。

杉野遥亮(13年後の佐藤日向役)

大人になった佐藤日向を演じさせて頂きました。杉野遥亮です。プロデューサーさんの熱い想いと岡田さんの脚本に背中を押していただき、参加させて頂きました。
齋藤くんからどうバトンを受け取ってどう表現できるのか、ドキドキしました。
まだ完成した作品を観ていないのですが、なんだか素敵な作品になっているのではないかと予感しています!僕も楽しみです!

中条あやみ(13年後の高遠麗役)

原作と台本を読んで、あまりにも儚くて優しくて温かい高校生の物語に感情移入してしまい、制服まだ着れるかなと心配していたら、大人になった麗(桜井萌の親友役)のオファーだと言われて、あの青春の中に混ざりたかったなと少し寂しくなりました(笑)。先に撮影していた子供時代の麗たちの映像を見させて頂き、酒井監督らしい絵の美しさと、皆さんが持つこの時期にしか出せない純粋な美しさがそこにはありました。大人になった私たちのパートも凄く大事な部分なので、監督にもしっかりと指導して頂きながら、バトンを受け取り撮影に挑みました。
私自身もこの作品がスクリーンに映し出されることをとても楽しみにしています。皆さんも「ストロベリームーン」のように、この映画をお友達や大切な人と観て、良いご縁がいつまでもありますように。

酒井麻衣(監督)

初めて恋をし、初めて愛し、初めて愛を知った瞬間を、覚えていますでしょうか。
頭の中に誰かを想ったまま見る風景や匂いは、あの時の感情のまま、心に残ると思っています。抱きしめても抱きしめきれないその感覚が、この映画の中に詰まっています。
大切なあなたを思えば、たとえ何があっても希望を持てる、そんな事を感じさせてくれる物語に出逢えて、私は幸せに思います。
今これを読んでくださっている貴方に届いてほしいと、切実に想っています。

岡田惠和(脚本)

美しい物語である原作を映画化する、橋渡しの仕事をさせていただきました。
當真さん、齋藤さん、杉野さん、中条さんという自慢のキャストのお力と、
酒井監督の演出によって、可愛らしく、ファンタジックで、でも強い愛と命の映画が出来ました。
今は少しでも多くの方に届きますように祈る日々です。
楽しみにしていただきたいです。

芥川なお(原作)

映像化に携わってくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
また、大切な登場人物たちを演じてくださった當真あみ様、齋藤潤様、杉野遥亮様、中条あやみ様、他出演者の皆様、酒井麻衣監督、岡田先生、撮影スタッフの皆様には、感謝してもしきれません。
原作では、待ち受ける悲しい運命よりも、人を好きな気持ちが勝る強さ、常に自分のことより相手のことを大切にする優しさを軸に描きました。映像化された温かい世界観は、きっと皆様の心を魅了し、原作小説から映画へと受け継がれた優しさのバトンリレーを心地よく感じていただけると確信しております。
人が生まれながらに持つ純粋さ、優しさ、人を思いやる気持ち。この作品を通して、映像という素晴らしい世界で、来場者の皆様の心に届けられたなら、原作者としてこれほど嬉しいことはありません。
この純愛が皆様の心にそっと寄り添い、末長く愛される作品になる事を願っております。

■公開情報
『ストロベリームーン』
10月17日(金)全国公開
出演:當真あみ、齋藤潤、杉野遥亮、中条あやみほか
原作:芥川なお『ストロベリームーン』(すばる舎)
脚本:岡田惠和
監督:酒井麻衣
配給:松竹
©︎2025「ストロベリームーン」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/stmoon-movie/
公式X(旧Twitter):@stmoon_movie

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