『ホットスポット』角田晃広だから成立する“地球人以下の宇宙人”　第2章突入前の準備回に

　また、今回は清美と高橋以外にもキャラが爆発していたのが、“あやにゃん”こと地元の同級生・綾乃（木南晴夏）だ。初登場となった第3話では、高橋が宇宙人だとバレそうになるところに面白さが生まれる、いわゆる受身の役割で、5歳の娘・りつ（原春奈）がいるお母さんという印象が強かった。しかし、今回はスーパーにとめていた電動自転車が盗まれてしまい、清美の運転する車内の中で思いっきり愚痴をこぼすのだ。「人の物盗むとか、マジで底辺のクズだよね。マジでこんなクズ、世の中のなんの役にも立たない社会の……」と、途中から「きらきら星」がかかり、あやにゃんの“刺激的な言葉たち”を自主規制していくのが面白い。ちなみに、盗まれた自転車は高橋が撃退したコンビニ強盗が乗っており、奇跡的に返ってきた。豪速球のカラーボールを後頭部にぶつけられた犯人は、あやにゃんの願い通りに、水たまりに顔をつけて泥水を飲んでいる。

　第1話のファミレスのシーンには、第2話で小学校のグラウンドに地上絵を描いていた愉快犯のほかにも、第3話で登場したあやにゃんの夫・信一（田村健太郎）、そして今回の犯人（タイ／やさしいズ）が姿を見せていた。

　第3話放送後、公式サイトの相関図が更新されており、今回は地元のスーパー、レイクホテル浅ノ湖（宿泊客）、そして日本テレビのカテゴリが追加となっている。第2章に突入する第5話では、『月曜から夜ふかし』のディレクターとして個人的ニュースの取材に、岸本（池松壮亮）と松崎（前田旺志郎）が富士浅田市にやってくる。あやにゃんの娘が目撃している全速力で走る高橋の姿や由美（夏帆）がホテルで発見した曲がった10円玉など、そろそろ高橋が宇宙人としてバレる時が近い気がしている。

■放送情報
『ホットスポット』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30～放送
出演：市川実日子、角田晃広（東京03）、鈴木杏、平岩紙、田中直樹、夏帆、野呂佳代、小日向文世、白石隼也
脚本：バカリズム
演出：水野格、山田信義、松田健斗
プロデューサー：小田玲奈、小田井雄介、櫻井雄一、野田健太
チーフプロデューサー：道坂忠久
音楽：fox capture plan
企画協力：マセキ芸能社
制作協力：ソケット
©日本テレビ
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