『おむすび』橋本環奈が自分の“本音”と向き合う 翔也が結を再びギャルへと導く存在に?
結(橋本環奈)がギャルを辞めると宣言、さらに書道部に退部届を提出してから数日。結たちが糸島フェスで披露したパラショーには反響があり、新たに3人のメンバーが加わろうとしていた。
ハギャレンの聖地に突如として現れたハギャレンの初代総代表の歩(仲里依紗)。『おむすび』(NHK総合)第27話では、結が自分の本音と向き合う。
歩がハギャレンに会いに来た目的は結のため。クラスメイトのリサポン(田村芽実)でさえも、ギャルを辞めてから結とは会話できていないようだ。ルーリー(みりちゃむ)が「むすびんに何かあったんですか?」と心配そうに聞くと、歩は静かに話し始める。結はギャルを辞めて、糸島で農業の手伝いをしているが、果たしてそれは本心なのだろうか。そんな結を見て、父・聖人(北村有起哉)に気を使っているのではないかと語るリサポン。ハギャレンたちにお礼を伝えて去ろうとする歩に対して、ルーリーは以前歩が語った「私偽物だから」という言葉の意味を問いかける。けれど、歩はそのままの意味と言うばかりで答えようとしない。「私なんかよりみんなのほうがちゃんとギャルやってるよ」という歩の言葉が少し引っかかる。たとえ、偽物であるならば、なぜギャルの皮を被って生きていくことを決意したのか。
一方の結は聖人とともに農作業に精を出しているが、部屋に戻るとかつてのハギャレンとの日々を思い出していた。結だって本当にやりたくて家の手伝いをしているわけではない。誰のためではなく、自分のために生きたいと思っているはずだ。
ある日、自宅で永吉(松平健)が昼寝をしていると、歩の付き人を名乗る佐々木佑馬(一ノ瀬ワタル)がやってくる。佑馬によると、歩は大女優として活躍していて、突如撮影現場から失踪したとのこと。何やら怪しい匂いがプンプンするが、大真面目に語るものだから永吉は信じ切ってしまう。
農業の仕事を終えて帰路についていた結と聖人の前に人だかりができていた。永吉は歩が東京で大女優として活躍していると糸島中に吹聴していたのだ。映画の撮影をするだとか、有名人が里帰りをするバラエティだとか、いろんなうわさが立っていた。田舎のネットワークは時にSNSすらも超越してしまう拡散力がある。そこに偶然居合わせた歩は、佑馬を見るやいなや、一目散に逃げ出してしまう。そもそも、本当に大女優であるならば、スマホがない時代とはいえ、糸島にも歩の存在は知れ渡っているはず。