『民王R』遠藤憲一×池井戸潤が9年ぶり再始動を語る “池井戸ワールド”に必要な条件とは?

「社会問題を描きながら弾ける」のが池井戸作品

(左から)池井戸潤、遠藤憲一

――ほかのキャストの方々の印象はいかがですか?

遠藤:今回は目まぐるしくいろんな人が出てきますよ。観ていてきっと飽きないと思います。キャラクターが立っている人たちが続々と出てくるので、そこは楽しみに観ていただきたいです。

――池井戸さんは本日、現場を見学されたそうですね。

池井戸:どういうドラマができるのかなと興味津々で。

遠藤:今日だけじゃわからないですよね(笑)。

池井戸:台本の表紙しか見てないんですよ。どういったキャラクターが出てくるのか、登場人物の全容もよくわかってないんです。でも、打ち合わせの時に「猫田マモル(山時聡真)」の話になって、いい名前つけてるなあと。でもそれは、自分が書いた最初のプロットにあったんですよ(笑)。自分の作品というよりかは、一視聴者として楽しもうと思っています。スタッフの皆さんを信頼してお任せしています。

――遠藤さんは、『民王』の面白さはどのようなところにあると思いますか?

遠藤:池井戸さんの作品の面白さは、社会問題が必ず描かれていながら、道を外れていくところだと思っています。その中でも弾けているのが『民王』で、テンポは早くなっていますが、原型はとどめていると思っているので、そこは池井戸ワールドで進んでいきます。

池井戸:単純なおちゃらけ話にしてしまったらダメなんですよね。社会問題を描いた上で、めちゃくちゃに弾けてほしいなと思います。

遠藤:そこはばっちりです。

池井戸:そうですか。では、安心して(笑)。

遠藤:演じるのは難しいですけど、今先生が言っていたことはがっつり出ています。

■放送情報
『民王R』
テレビ朝日系にて、10月22日(火)スタート 毎週火曜21:00〜21:54放送
※初回は拡大スペシャル(21:00〜22:00放送)
出演:遠藤憲一、大橋和也(なにわ男子)、あの、山時聡真、金田明夫、山内圭哉
Inspired by 池井戸潤『民王』(文春文庫・角川文庫)
脚本:加藤陽一、後藤賢人ほか
監督:草野翔吾、山本大輔、佐藤恵梨子
音楽:井筒昭雄
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー:飯田サヤカ(テレビ朝日)、田中真由子(テレビ朝日)、菊池誠(アズバーズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作:テレビ朝日
©︎テレビ朝日

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