神木隆之介、7度目共演の杉咲花に質問も「素敵なところは全然変わってない」の返答に喜び

 TBS秋ドラマ合同記者会見「TBS DRAMA COLLECTION 2024 AUTUMN」が10月5日に東京・赤坂BLITZスタジオで行われ、日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』より神木隆之介、斎藤工、杉咲花、土屋太鳳、火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』より奈緒、玉森裕太、岡崎紗絵、渡部篤郎、金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』より柳楽優弥、坂東龍汰、佐藤大空、齋藤飛鳥、桜井ユキが登壇した。

 きらびやかなライティングと大きな歓声を浴びて登場した豪華キャストたち。各ドラマ主演の神木、奈緒、柳楽がそれぞれ挨拶を終えると、MCから「会場準備のために一度退場」を促され、「もうはけるんですね」と驚く神木。キャスト、観客から笑いが起こり、斎藤が「みんな思った」と共感するなど、和やかな雰囲気で会見がスタートした。

『あのクズを殴ってやりたいんだ』

 『あのクズを殴ってやりたいんだ』は、プロボクサーを目指すアラサー女子・ほこ美(奈緒)と、あらゆる女性を沼らせる謎の男・海里(玉森裕太)によるラブコメディ。“沼らせ男”を演じる玉森は「なかなか難しい」と語るが、奈緒は「自信を持って“沼らせ男”だと言えます」と断言。「玉森さんご自身からにじみ出るものが海里さんにもにじみ出ているので、私は『沼森さん』とも呼ばせていただいていて。ぜひみなさんも呼んでください」と勧めると、玉森も「そう呼んでいただけるのであれば、すぐ振り向きます」とアピールした。

 奈緒は食事制限とジム通いをして撮影に臨んだといい、現場では同じく体作りをしていた玉森と2人で“タンパク質や炭水化物のバランス”についてよく話していたそう。玉森は毎日ささみを食べていたため、「ほこ美さんを『ささみさん』って何回か……」と、まさかの言い間違いを明かして笑わせた。

奈緒

 渡部が演じるのは、ボクシングジムの会長。渡部は「元日本チャンピオンらしいんですけど、全編通して一つも出てこない」と不満を漏らしつつ、「気分は日本チャンピオン」とコメント。そんな渡部について、娘役の岡崎は「お茶目な人」と印象を語り、サプライズで帽子の差し入れをしてくれた、と嬉しそうに報告。渡部は「110個も。素晴らしいですね、私」と自画自賛して場を盛り上げた。

『ライオンの隠れ家』

 『ライオンの隠れ家』は、柳楽と坂東演じる兄弟のもとに、突然「ライオン」と名乗る男の子が現れることから始まるヒューマンサスペンス。撮影は茨城県神栖市で行われているといい、柳楽は「最高なロケーション」、坂東は「キャストもみんなそこにいる家族な感じがしていて、ここにいるのが不思議」と、すっかり役が馴染んでいる様子。

(左から)齋藤飛鳥、柳楽優弥、桜井ユキ、坂東龍汰

 そんな中、桜井は「私がとんでもない雨女で、撮影に出ると必ず雨が降ってしまう」と自虐気味で、「柳楽さんがすごい晴れ男だと聞いていて、2人揃うとどうなるんだろうなと思っていた」と打ち明ける。「今のところ僕が勝ってる」という柳楽だが、桜井は「先に帰られると雨が降る」としょんぼり。柳楽が「大丈夫です!」とフォローするも、子役・佐藤の「今日、雨降ってるけどね」という的確なツッコミに、会場は笑いに包まれた。

桜井ユキ(後列右)にツッコミを入れる佐藤大空(前列中央)に爆笑する一同

 市役所職員を演じる齋藤は、元保育士でもある役どころ。現場では子どもたちのマドンナになっているようで、「保育園児役の男の子から『先生にしてはかわいくなぁい?』と口説いていただいて、おもちゃの王冠とかを頭に載せてもらった」と回顧。さらに坂東が「大空くんも、齋藤さんがいる日は急に男になるんですよ」と続けると、齋藤は「おもりを持って、『俺、持てるんだ!』って」と、ほほえましいエピソードを披露した。

『海に眠るダイヤモンド』

 『海に眠るダイヤモンド』は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島と現代の東京を舞台に描く、時代を超えたヒューマンラブエンターテインメント。神木演じる鉄平と、斎藤演じる進平は兄弟で、「お父さんの國村(隼)さんが一平なので、みんな“ぺい”がつく」と斎藤。神木は「現場で『……っぺいさん』って呼ばれると、『どのぺいですか?』って3人振り向く」と話して笑いを誘う。

 そんな神木の座長ぶりについて、斎藤は「本当に素晴らしくて、爪の垢を煎じて飲みこそはしないけど、煎じるまではしたい」と独特な表現で称賛。一方、土屋は「本当に美術さんが素晴らしい」と、端島の地獄段をはじめとするリアルなセットを紹介。ロケでは全国を飛び回っているといい、「日本ってこんなに素晴らしいところがあったんだと再発見できる」と目を輝かせた。

(左から)杉咲花、神木隆之介

 神木と杉咲は、互いに最多となる7度目の共演。「花さま」「神さま」と呼び合っているそうで、「僕はあのとき(初共演時)から成長しているのでしょうか」と神木。「気を使いすぎて疲れてないかなって心配になるときもあるけど、人のために動くことに喜びを感じられる方なのかなって。そんな素敵なところは全然変わってないです」という杉咲の言葉に、「元気出ました」と頬を緩めた。

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