『Re:リベンジ』ロスの方必見！　『私の夫と結婚して』など“復讐劇”を描いた韓ドラ5選

　6月20日に最終回を迎えた赤楚衛二主演ドラマ『Re:リベンジ -欲望の果てに-』（フジテレビ系）。人々の欲望と保身、そして復讐心が絡み合う、最後まで気の抜けないドラマだった。

　このドラマのように、中毒的に見続けてしまう復讐系ドラマは韓国ドラマに多い。ドロドロした作品の中でも非現実的な展開が描かれるドラマは“マクチャン”ドラマと呼ばれ、不動の人気を誇っている。本記事では、そんな復讐劇からしか得られない刺激を欲している方に向けた韓国ドラマを5つご紹介する。

『私の夫と結婚して』

　「人生のゴミを処理せよ！」というインパクト最強のキャッチフレーズを掲げる本作は、人気Webコミックを実写化したもの。2024年の1月に配信されると瞬く間に話題となり、日本版製作の噂まで出た作品だ。主人公のジウォン（パク・ミニョン）は末期の胃がんで闘病中、夫ミンファン（イ・イギョン）が親友スミン（ソン・ハヨン）と不倫している現場に遭遇し、殺されてしまう。そして気が付くと、10年前に戻っていた……。

　そして自己主張が少なく、夫や姑からも厳しくされてきた彼女が、2度目の人生ではミンファンとスミンを結婚させてしまおうと一念発起。身なりを派手にし、それぞれに社会的な屈辱を与えていく様子は快感だ。嫌な奴！と本人を憎んでしまいそうになるほど、イ・イギョンとソン・ハヨンの演技力もすさまじい。復讐劇に加え、ジヒョク部長（ナ・イヌ）とジウォンのロマンスも見どころとなっている。

『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』

　ドロドロ復讐系韓国ドラマの王道とも言える『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』。高校時代に自分をいじめた加害者たちに復讐するため、今まで準備をしてきたドンウン（ソン・ヘギョ）が、同じく過去の出来事に苦しむヨジョン（イ・ドヒョン）とともに動き出す。

　気象キャスターとしてキャリアを積み上げたヨンジン（イム・ジヨン）、経営者として名を馳せるジェジュン（パク・ソンフン）、客室乗務員でグループの中でも見下されているへジョン（チャ・ジュヨン）、薬物にハマった芸術家サラ（キム・ヒオラ）、ジェジュンの雑用を今もこなすミョンオ（キム・ゴヌ）と復讐相手が多く、それぞれの身近な人からジワジワと攻めていくドンウン。学生時代のいじめシーンは観るのもつらいほどだが、ドンウンの復讐に気が付いても、どこか「自分たちが勝つだろう」という過信が見え隠れする加害者たちの威勢のよさ、そして続くドンウンの容赦ない仕返しと、どんどん観たくなってしまう作品だ。特に『涙の女王』での悪人ぶりも話題となったパク・ソンフンや、百想芸術大賞で女性助演賞を獲得したイム・ジヨンの振り切った演技に注目して欲しい。