『東京タワー』永瀬廉、松田元太の恋の結末は? 原作小説&映画版のラストと比較

 続いて、映画版での透(岡田准一)と詩史(黒木瞳)の結末は全く異なる。まず透と詩史の関係を知った母・陽子(余貴美子)は激昂。2人を別れさせようと、透をパリに留学させてしまう。これにより詩史は抜け殻状態に。そんな様子を見ていられなくなった詩史の夫(岸谷五朗)は詩史との離婚を決意。2人はパリで再会し、想いが溢れたように抱き合って終了。原作とは異なり、しっかりとハッピーエンドとして描かれている。

 耕二(松本潤)に関しては、遊びのつもりで付き合っていた人妻・喜美子(寺島しのぶ)がのめり込んできたことを少々めんどくさがるように。喜美子の習い事であるフラメンコの発表会に足を運ぶも、用意した花束を渡さずに会場を車で後にする。その直後に喜美子の車が追いかけてきて、後ろから耕二の車に何度も何度も追突。そして、喜美子はこれまでの思いを耕二に告白。唖然とした様子の耕二を気遣うこともなく、スッキリとした表情でその場から立ち去っていくというクライマックスだった。

 そもそもの設定が、原作、映画版、ドラマ版で異なるため、ドラマ版の終わりは良い意味で想像できない。果たして、ドラマ版はどんな終わりを迎えるのか。最後まで見逃せない。

■放送情報
『東京タワー』
テレビ朝日系にて、毎週土曜23:00~23:30放送
出演:永瀬廉、板谷由夏、松田元太(Travis Japan)、MEGUMI、永瀬莉子、なえなの、甲本雅裕、YOU
原作:江國香織『東京タワー』(マガジンハウス刊、新潮文庫刊)
脚本:大北はるか
音楽:近谷直之
監督:久万真路ほか
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:残間理央(テレビ朝日)、島本講太(ストームレーベルズ)、岡美鶴(アズバーズ)
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日、ストームレーベルズ
©︎テレビ朝日
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