片岡千之助&宮野真守、『九十歳。何がめでたい』出演へ キャラを語るインタビュー映像も
6月21日に公開される草笛光子主演映画『九十歳。何がめでたい』の追加キャストとして、片岡千之助と宮野真守の出演が発表された。
本作は、直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、2023年11月5日に100歳を迎えた佐藤愛子のベストセラーエッセイ集を、『老後の資金がありません!』の前田哲を監督に迎え実写映画化するコメディ映画。数々の文学賞を受賞してきた佐藤が、断筆をして人付き合いも減り、鬱々と過ごしていたところに、中年の編集者・吉川があるエッセイの依頼を持ち込む。「いちいちうるせえ!」と世の中への怒りを赤裸々に書いたエッセイは意図せず大好評となり、愛子の人生は90歳にして大きく変わっていくのだが……。
実在の作家・佐藤愛子役を草笛が演じるほか、唐沢寿明、真矢ミキ、藤間爽子、木村多江、中島瑠菜がキャストに名を連ねている。
歌舞伎役者を主軸に国内外で活躍の幅を広げる千之助は、愛子の担当編集者である吉川(唐沢寿明)が所属する編集部の若手社員・水野秀一郎を演じる。声優・歌手としてだけでなく、近年は俳優としても活躍している宮野が同じ編集部の編集長・倉田拓也役を担当する。
あわせてインタビュー映像が公開。千之助は、脚本を読んだ感想や水野というキャラクターについて聞かれると、「心が温まるし、笑いもありで、幸せな気持ちになれて、老若男女が楽しめる作品だと思います。水野は今時の男の子、今時の社会人という部分では吉川と面白い対比になるキャラクターだと思います」とコメント。撮影現場については「前田監督と草笛さんのお2人の特別な空気感のやり取りが面白かったです。唐沢さんはいつか共演させていただきたいと思っていた憧れの方だったので、それが叶ったのが嬉しかったです。気さくな方で、一緒にお芝居出来ている実感もありながら、まだちょっと夢のような感覚もあります」と笑顔で撮影のエピソードを語った。
また、宮野は唐沢演じる吉川の上司役としてオファーを受けたことについて「それってどんな役だ? 恐れ多いなと思ったんですけど、後輩だけど出世して今は上司になるという形だったので、なるほどと。唐沢さんと実写でご一緒できるって本当に心から嬉しかったので、出演できて良かったなと思っています」と思いを明かした。続けて「唐沢さんが隙間の時間で常にいろんなお話をしてくれて、今カメラの前では言えないようなものも含めて(笑)ミュージカルの話、舞台の話、アニメの話だったり、一瞬ではありましたが、そこで先輩後輩の空気感を構築できたのでシーンには自然と入っていけたのかなと思います」と短い撮影時間ながら関係性を築いていったと語った。
コメント
片岡千之助(水野秀一郎役)
最近映像の作品にチャレンジをさせていただいている中で、本作のオファーはとても嬉しくて。撮影がとても楽しみでした。
脚本は心が温まる上に笑いもありで、幸せな気持ちになれて、老若男女が楽しめる作品だと思います。
水野は今どきの男の子、今どきの社会人という部分では吉川と面白い対比になるキャラクターだと思います。
現場では前田監督と草笛さんのお二人の特別な空気感のやりとりが面白かったです。唐沢さんはいつか共演させていただきたいと思っていた憧れの方だったので、それが叶ったのが嬉しかったです。気さくな方で、一緒にお芝居できている実感もありながら、まだちょっと夢のような感覚もあります。
良い意味で、強烈な個性のあるキャラクターに囲まれた面白い作品なので、いろんな方に見ていただいて、このハッピーな雰囲気をぜひ味わっていただければと思います。
宮野真守(倉田拓也役)
オファーを受けた時、びっくりしました。お話の内容を聞いた時に、唐沢さんの上司という事で、それってどんな役だ?恐れ多いなと思ったのですが、元々は後輩だけど出世して今は上司になる形で、なるほどと納得しました。唐沢さんと実写でご一緒できるって本当に心から嬉しかったので、出演できて良かったなと思っています。
監督ともすり合わせをしながら、現場を明るく楽しくをモットーに、社員のみんなが笑顔でいられるような現場作りをしている編集長の空気感は出せたと思っています。最初は緊張で硬くなってしまっていたのですが、唐沢さんが隙間の時間で常にいろいろなお話しをしてくれて。おかげで先輩後輩の空気感を構築できたので、演技には自然と入っていけました。佐藤先生と吉川がぶつかり合いながらも、その想いを共有していって、人生を楽しむことの指針のようなものを見てる側にも気づかせてくれる温かい作品だと思います。その中で、僕も倉田として皆さんの印象に残るような参加の仕方ができればと思って全力で臨みました。
生きるとは大変だということをいろいろな形で示してくれますが、同時に生きるとは何て素敵なんだということにも気づかせてくれて、人生に温かく寄り添ってくれる言葉や思いをたくさんもらえる作品です。たくさんの方に観ていただきたいと思っております。
■公開情報
『九十歳。何がめでたい』
6月21日(金)全国公開
出演:草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、木村多江、真矢ミキ
原作:佐藤愛子『九十歳。何がめでたい』『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』(小学館刊)
監督:前田哲
脚本:大島里美
音楽:富貴晴美
制作プロダクション:スタジオブルー
配給:松竹
製作幹事:TBS
©2024『九十歳。何がめでたい』製作委員会 ©佐藤愛子/小学館
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