ファティ・アキンがドイツのラッパーの半生描く 『RHEINGOLD ラインゴールド』公開決定
ファティ・アキン監督最新作『Rheingold(原題)』が、『RHEINGOLD ラインゴールド』の邦題で2024年3月29日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかにて全国順次公開されることが決定した。
『女は二度決断する』で第75回ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞したほか、世界三大映画祭で主要賞を獲得するなど、世界中で高い評価を受けているアキン監督が手がけた本作は、実在するドイツのラッパー&音楽プロデューサー、カターの半生を描いた、破天荒な実話に基づくサクセスストーリー。
ジワ・ハジャビはクルド系音楽家のもとに生まれ、パリに亡命し音楽教育を受け、ドイツのボンに移り住むが、両親は離婚、貧困を味わう。ある日、街の不良たちにブチのめされ、やり返したい一心でボクシングを覚え、カター(Xatar:危険なヤツ)となったジワは、ドラッグの売人や用心棒などで金を稼ぐようになり、さらには、金塊強盗までしてしまう。世界的指名手配犯となり、逃亡中のシリアで拘束され、送還されたドイツの刑務所内でレコーディングした曲でデビュー、本物の“ギャングスタ・ラッパー”となり、音楽プロデューサーとして成功する。
主人公ジワ・ハジャビakaカターを演じるのは、『悪魔は私の大親友』のエミリオ・サクラヤ。また、セリフ監修としてカター本人が参加している。
あわせて公開された場面写真では、ヨーロッパらしい街並みの中でヤクザ然の男2人が立ち煙草をふかしている姿、収監後の裁判で弁護士らとともに立つジワの様子、刑務所での録音風景が切り取られている。
■公開情報
『RHEINGOLD ラインゴールド』
2024年3月29日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマート新宿、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ファティ・アキン
出演:エミリオ・サクラヤ、カルド・ラザーディ、モナ・ピルザダ
配給:ビターズ・エンド
140分/1.85:1/2K/Dolby Atmos/2022/ドイツ語、クルド語、トルコ語、オランダ語、英語、アラビア語/ドイツ・オランダ・モロッコ・メキシコ/日本語字幕:吉川美奈子/原題:Rheingold
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