2024年に日本公開される映画『ボブ・マーリー：ONE LOVE』の海外版本予告が公開された。

　全世界アルバム売上が7500万枚以上を誇る、「ロックの殿堂」入りも果たしたボブ・マーリー。ベストアルバム『レジェンド』はアメリカのビルボード誌のカタログ・アルバム・チャートで最長ランク入りという記録を打ち立て、世界で最も売れたレゲエアルバムとなっている。そのほか、グラミー賞の特別功労賞生涯業績賞受賞、グラミー殿堂賞の受賞、「Hollywood Walk of Fame」への殿堂入りなど、数々の偉業を残している。

　本作は、そんなジャマイカの世界的トップスターであり、“レゲエの神様”と称されるマーリーの音楽センスの裏に隠された苦悩と葛藤、レゲエミュージックの歴史そのものと言っても過言ではない波乱万丈な生涯を描く伝記映画だ。

　監督を務めたのは、第94回アカデミー賞で作品賞をはじめとする6部門でノミネートされ、主演のウィル・スミスが主演男優賞を受賞した『ドリームプラン』のレイナルド・マーカス・グリーン。脚本には・マーカス・グリーンに加え、『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』のテレンス・ウィンター、『グランツーリスモ』のザック・ベイリンらが参加。主人公ボブ・マーリー役を『あの夜、マイアミで』のキングズリー・ベン＝アディル、マーリーの妻リタ・マーリー役を『キャプテン・マーベル』のラシャーナ・リンチが演じるほか、リタ・マーリー本人、そしてボブとリタの子どもセデラ・マーリーとジギー・マーリーらが監修に参画している。

　海外版本予告は、マーリーが余命を宣告された後にリリースされ、“遺言状”とも言われる楽曲「Redemption Song」を家族の前で歌うシーンから始まる。「俺が歌ってきた全ての歌が、救いの歌だから」という曲に、マーリーはいかにして行きついたのか。映像ではマーリーの生涯を追い、世界的スターへの階段を駆け上り、かのレジェンドミュージシャンであるミック・ジャガーと肩を並べ写真を撮る華やかな場面にはじまり、ジャマイカ国内の分断した政情の中で自分が果たせる役割に悩む姿、そして1976年12月3日に起きた歴史的事件である“ボブ・マーリー銃撃事件”と、そのわずか2日後に行われ怪我をおして出演した「スマイル・ジャマイカ・コンサート」の場面まで、厳しい境遇のなかを、平和への強くあたたかい想いを胸にたくましく進んでいく。

　また、今回の最新予告編では、「Redemption Song」「Could You Be Loved」「Three Little Birds（三羽の小鳥）」という、マーリーを代表する、ファンからの支持も厚い人気の3曲が初めて使用されている。

　さらに第2弾ポスターも公開。ステージ上のスモークがラスタカラーのライトに照らし出され、異様な熱気のスタジアムの中で一人ギターを演奏するボブ・マーリーの姿が。「彼の歌声は世界を変えた」のコピーが添えられている。

■公開情報
『ボブ・マーリー：ONE LOVE』
2024年全国公開
監督：レイナルド・マーカス・グリーン
出演：キングズリー・ベン＝アディル、ラシャーナ・リンチ
脚本：テレンス・ウィンター、フランク・E・フラワーズ、ザック・ベイリン、レイナルド・マーカス・グリーン
配給：東和ピクチャーズ
©2023 PARAMOUNT PICTURES
公式X（旧Twitter）：https://twitter.com/BM_OneLove_JP