『転職の魔王様』第10話は「千晴にとって、すごく大きな試練の回」 小芝風花が語る

 成田凌が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『転職の魔王様』。第10話の放送に向けて小芝風花からコメントが到着した。

 本作は、“転職の魔王様”の異名を持つ、毒舌敏腕キャリアアドバイザー・来栖嵐(成田凌)が、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”エンターテインメント。

 9月18日放送の第10話では、これまで少しずつ明かされてきた来栖と千晴(小芝風花)の知られざる過去が明らかになる。千晴が「シェパードキャリア」に来る前、ある雨の日の出来事。「シェパードキャリア」の看板猫・タピオカがつないだ2人の出会いとは。

 また、第10話に登場する求職者は、高橋光臣演じる38歳のシステムエンジニア・矢吹健一。収入について妻が何気なく発した一言がプレッシャーとなり、「給料を今の2倍にしたい」と熱望する、家族思いのサラリーマンだ。今回、“魔王”来栖が不在のため、健一を1人で担当することになった千晴は、これまでの経験を生かして健一に異業種への挑戦を提案するが、実は転職は本人の一存。転職先が決まってから伝えて家族を喜ばせたいという理由だったが、それがのちに妻の怒りを買うことになり……。

 今回の見どころの1つは、「シェパードキャリア」の大阪支社設立を機に来栖から独り立ちした千晴が、1人で求職者と向き合うところ。“魔王”を見返すと、やる気をみなぎらせる千晴だったが、求職者の矢吹健一が転職を家族に内緒にしていたことから雲行きは徐々に怪しくなり、夫が転職活動をしているなど知るよしもなかった妻の怒りの矛先は、担当アドバイザーである千晴にも向かってくる。はたして、求職者一家の思わぬトラブルに巻き込まれた千晴は、このピンチをどう乗り切るのか。そして、そんな千晴の窮地に来栖は……。

 前職では人の顔色ばかりうかがい、いつの間にか社畜体質が染みついていた千晴。“魔王”来栖と出会い、毒舌ながらも、その本質をついた言葉の数々で、少しずつ自分のホンネと向き合えるように。自分の意志でキャリアアドバイザーの道を選び、仲間とともにさまざまな求職者を導いてきた。

 そんな千晴の集大成とも言える姿を描いた第10話の放送を前に、成長する千晴をここまで演じてきた小芝がコメント。第10話について、「千晴にとってすごく大きな試練の回です。これまでいろんな求職者が登場しましたが、今までとはまた違った求職者の悩みや葛藤が描かれています。また、嵐と千晴、2人の出会いも明かされますので、ぜひ注目していただけたらうれしいです」と話している。 

小芝風花 (未谷千晴役)コメント

前クール『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)ミナレ役とのギャップについて

そうですね。そういう声を一番多くいただいております。千晴は、前クールで演じたミナレと真逆のタイプなので…『あ、同じ人だったんだ』っていうのは、よく言っていただきますね。とてもありがたいです。あとは、『転職の魔王様』の放送が進むにつれて、千晴が少しずつ明るくなって、少しずつ成長しているとか、来栖とのコンビ感含め、細かい変化に気付いてくださる声もいただいて、ドラマを楽しんでいただけているんだなとうれしく思います。ありがとうございます。

 印象的な放送回、ゲスト出演者

やっぱり、マモさん(宮野真守)ですね(笑)。いろんな意味で強烈でした。普段、バラエティー番組でご一緒させていただいている人と、ドラマの現場でご一緒できるのが、まずうれしかったです。あとは、八王子というキャラクターが強くて…(笑)。マモさんご本人もとても明るい方なので、現場がめちゃくちゃ楽しかったです。撮影中、スタッフもキャストもみんなずっと笑っていましたね。すごく印象に残っています。

これまで千晴を演じてみて

台本上でみると、千晴が急に人との距離が近くなると感じることがあって。仲間の一員となり、仲良くなっているという表現だとは思うのですが、急に馴れ馴れしくなったり、少しキツめに感じたりするときは、そのちょっとしたセリフのニュアンスに気をつけました。千晴の良さは、とにかくまっすぐで、人に対して親切でまじめだと思うので、千晴らしさは崩さないように、監督と相談しながら、セリフのニュアンスを調整したりしていました。例えば、彼女ならこのワード、この言い回しは、この段階では言わないんじゃないかなとか。前半で少しずつ積みあがった来栖さんとの関係性、距離が少しずつ縮まっていって、それがドラマ後半につながっていくように意識しました。

2023年も半分以上過ぎたが、どんな日々だったか

一言でいうと…怒涛(笑)。怒涛でしたが、一番は、お芝居を頑張りたいと思っていて、また、明るい役だけはなく、いろんな役柄に挑戦して、演技の幅を広げたいと思っていたので、そういう意味では今年は本当にありがたかったです。まず、交通課の警察官の役を演じて、『波よ聞いてくれ』で爆発して、また今度は『転職の魔王様』で、真逆の自分に自信がない千晴と…、いろんな役柄を演じることができて、ありがたい年でしたね。お芝居が好きなので、役をいただいて、その役について考えたり、現場で演じられるというのは、ありがたいなと思った日々でした。

第10話の見どころ、視聴者へのメッセージ

10話は、『家族にとっての転職』というのが、大きなテーマだなと思います。転職して喜ばせたい、驚かせたいという思いがあっても、生活を共にする家族に内緒にしていいものではない。“転職”は、人生の大きな決断であり、分かれ道なので、特に家族がいる場合、自分一人の問題じゃない。確かにそうだなって再認識した回でもありました。また、千晴にとってすごく大きな試練の回です。これまでいろんな求職者が登場しましたが、今までとはまた違った求職者の悩みや葛藤が描かれています。また、嵐と千晴、2人の出会いも明かされますので、ぜひ注目していただけたらうれしいです。

■放送情報
『転職の魔王様』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週月曜22:00~放送
出演:成田凌、小芝風花、山口紗弥加、藤原大祐、おいでやす小田、前田公輝、井上翔太、井本彩花、石田ゆり子
原作:額賀澪『転職の魔王様』『転職の魔王様2.0』(PHP研究所)
脚本:泉澤陽子、小峯裕之
音楽:横山克、橋口佳奈
プロデューサー:萩原崇、石田麻衣、櫻田惇平
監督:堀江貴大、丸谷俊平、保坂昭一
主題歌:milet「Living My Life」(SME Records)
オープニング曲: LIL LEAGUE from EXLE TRIBE「Monster」(rhythm zone)
制作協力:ホリプロ
制作著作:カンテレ
©カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/tenshokumao/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/tenshokumao
公式Instagram:https://www.instagram.com/tenshokumao/

関連記事