『ウソ婚』匠と八重の“ウソ婚生活”に暗雲 黒羽麻璃央演じる健斗の本音が物語を左右する?
ただ、健斗が帰ってきたからには、匠もうかうかしていられないのだろう。匠は、八重の初恋の相手は健斗だと思っている。しかも、10年ぶりに再会した健斗は大手企業で出世街道まっしぐら。性格も超がつくほどスマートで、八重とのノリも合う。
それに、健斗の優しさはどこまでもまっすぐだ。八重がトイレをピカピカにしていたことに気づき、「ありがとうね。気持ちよかったから、綺麗で」と笑顔で声をかける。一方の匠の優しさは、ちょっぴり遠回り。「掃除は業者呼ぶし、(ウソ妻の)出動以外は好きなことしてなよ」と言ってしまうのだ。
もちろん、匠も優しさで言っているのは分かっている。だけど、八重の表情的に、感謝の気持ちを伝えてもらった時の方が幸せそうな感じがしてしまった。「お姫様になりたい」と言っていた八重が求めているのは、何もしなくていい自由気ままな生活じゃない。それに気づいている健斗が、一枚上手というところだろうか。しかし、匠が不器用ながらに頑張っている姿を見てきたから、やっぱり八重は匠と結ばれてほしいと願ってしまう。
健斗が高校生の時にした“賭け”。彼女と一緒にいる匠に、「八重もいるよ」と花火のお誘いメールを送り、匠が来なかったら両親について行かずに日本に残ろうと思っていたらしい。結果、匠が現れたため、健斗は八重を置いてシンガポールへ。
「その賭け、お前は勝ったの? 負けたの?」
匠の問いかけに、含みのある笑みを浮かべていた健斗。もしも、健斗が八重のことを“友達”として大事にしていたのなら、賭けには勝ったことになる。だが、もし“恋心”を抱いていたなら……。あっけらかんと本音を見せているようで、実は何も見せていない健斗。彼の本音が、物語を大きく左右していきそうだ。
■放送情報
『ウソ婚』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜23:00〜放送
出演:菊池風磨(Sexy Zone)、長濱ねる、渡辺翔太(Snow Man)、トリンドル玲奈、織田梨沙、黒羽麻璃央、鶴見辰吾ほか
原作:時名きうい『ウソ婚』(講談社『姉フレンド』連載)
脚本:蛭田直美
音楽:岩本裕司
主題歌:Sexy Zone「本音と建前」(Top J Records)/作詞・作編曲:椎名林檎
監督:山口健人、木村真人
プロデューサー:岡光寛子(カンテレ)、島本講太(ジェイ・ストーム)、芳川茜(共同テレビ)
制作協力:共同テレビ
制作:カンテレ、ジェイ・ストーム
©︎カンテレ
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