リリー・ジェームズが“結婚”と“愛”に悩む 『きっと、それは愛じゃない』12月15日公開へ

 リリー・ジェームズ主演映画『What's Love Got to Do with It?(原題)』が、『きっと、それは愛じゃない』の邦題で12月15日に公開されることが決定した。

 本作は、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』『ラブ・アクチュアリー』『ブリジット・ジョーンズの日記』の制作スタジオ、ワーキング・タイトル・フィルムズが贈るラブストーリー。

 ドキュメンタリー監督として活躍するゾーイは、久しぶりに再会した幼なじみで医師のカズから、見合い結婚をすることにしたと聞いて驚く。「なぜ今の時代に親が選んだ相手と?」という疑問がたちまち好奇心へと変わったゾーイは、カズの結婚までの軌跡を次回作として追いかけることに。「愛もなく結婚できるの?」と問いかけるゾーイ自身は、運命の人を心待ちにしていたが、ピンときては「ハズレ」と気づくことの繰り返し。そんな中、条件の合う相手が見つかったカズは、両親も参加するオンラインでお見合いを決行。数日後、カズから「婚約した」と報告を受けたゾーイは、カズへの見ないふりをしてきたある想いに気づいてしまう。

 主人公・ゾーイを演じたのは、『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』のジェームズ。家族のために親が選んだ相手と結婚しようと決意するカズを、TVシリーズ『スター・トレック:ディスカバリー』のシャザド・ラティフが演じる。ゾーイを心配し、交際相手を紹介しようとする母親役には『ハワーズ・エンド』でアカデミー賞を受賞したエマ・トンプソン、カズの母親・アイシャ役には140本以上のインド映画に出演するシャバナ・アズミ、カズの見合い相手であるマイムーナ役にはパキスタンの俳優サジャル・アリーがそれぞれ扮した。

 監督を務めたのは、アカデミー賞7部門にノミネートされた『エリザベス』のシェーカル・カプール。本作を監督するにあたって、「愛とインティマシー(親密さ)は、最もよく使われる言葉でありながら、最も誤解されている言葉です。それでもなお、私たちはこれらの言葉を真に体験することを求め続けています。本作はこの二つの言葉を深く探究しながら、それを映画という枠に収めるチャンスでした。そして、それは素晴らしい旅路となりました。さあ今度は観客の皆さんの出番です。私たちと一緒に泣いて、笑って、探究してください。皆さん自身のために」とコメントしている。

■公開情報
『きっと、それは愛じゃない』
12月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開
監督:シェーカル・カプール
出演:リリー・ジェームズ、シャザド・ラティフ、シャバナ・アズミ、エマ・トンプソン、サジャル・アリー
提供:木下グループ
配給:キノフィルムズ
2022/イギリス/英語・ウルドゥー語/109分/カラー/スコープ/5.1ch/G
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