韓国、中国、台湾、タイなどブームが続く“アジアドラマ” オススメ動画配信サービスを比較

 中国ドラマファンの間で注目されているサイトには、中国の動画配信サイトの国際版もある。中でも大手は、オリジナルドラマを多数配信している「愛奇芸(iQIyI)」と「テンセントビデオ(WeTV)」。本国での配信作品を、ほぼリアルタイムで視聴できるところが魅力だ。

 ただし、AI翻訳による字幕が多く、正しく意味が理解できないというデメリットも。近年、日本展開に力を入れているiQIyIには、作品によってきちんとした日本語字幕がついているものもあるが、ある程度、中国語が理解できる人や、既にどっぷり“沼”につかった人向けだろう。「とにかく中国の新作ドラマをいち早くチェックしたい」という人は、ぜひトライしてもらいたい。

 iQIyIは、ドラマシリーズの序盤は無料で視聴できるものがほとんどだが、VIP会員になれば、会員限定のコンテンツまで視聴可能になる。スタンダートVIP会員は月額880円(税込)、プレミアムVIP会員は月額1300円(税込)で、広告の有無、高画質、複数デバイスでの視聴など特典内容が異なっている。WeTVも同様のシステムで、会員限定コンテンツは月額550円(税込)で視聴できる。

 ここまでに挙げたサイト以外にも、台湾ドラマが充実しているNetflix(ベーシック月額税込990円ほか)、「アジアドラマ・プレミアムチャンネル」(月額税込880円)を持つRakuten TVのほか、ビデオマーケット(月額税込550円、1話以外はポイント購入が必要)、FODプレミアム(月額税込976円+レンタル作品はポイント購入が必要)など、アジアドラマが充実しているサイトは多数ある。好みの視聴スタイルや作品のジャンルに合わせて、より手軽に、かつディープにドラマを楽しめる環境が整ってきた。

 私たちと似て非なる文化が非日常の世界に誘ってくれるアジアドラマの世界。夏休みの機会に、一度のぞいてみてはいかがだろうか?

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