イ・ドンフィ×チョン・ウンチェ『もしかしたら私たちは別れたかもしれない』8月公開へ

 イ・ドンフィ主演映画『もしかしたら私たちは別れたかもしれない』が8月11日に日本公開されることが決定し、あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。

 本作は、新人監督のヒョン・スルの長編デビュー作。数年前に構想した“一人の男が元カノにタブレットを返しに行って起きた”話を描いた短編作品を基に、監督自身の実体験なども肉付けして長編として完成させた大人のラブストーリーだ。

 美大で出会い、親友から恋人になったジュノとアヨンは人生の大部分を共に過ごしてきた。周りから見れば2人の関係が次の段階に進むのは時間の問題だった。30代を迎え公務員浪人生のジュノを支えるため、有望視されていた美術の道を諦め不動産会社に就職して生計を担うアヨンは、試験勉強もろくにせずバイトや遊びに明け暮れるジュノの怠慢さにとうとう我慢の限界が達し、その場の勢いで2人はケンカ別れをしてしまう。お互いを忘れるべく、アヨンは自分のキャリアを追求し、ジュノは友人のもとで働き始める中、それぞれに新たな出会いが訪れるが……。

 ジュノ役で主演を務めたのは、『エクストリーム・ジョブ』や『幼い依頼人』などに出演し、今年でデビュー10年目を迎えるイ・ドンフィ。私生活と恋愛の両方に怠慢な公務員浪人生役で、ダメ男ぶりを体現している。

 恋人ジュノを支えるために美術の道を諦め、就職して生計を担うアヨン役を演じたのは、『へウォンの恋愛日記』などのチョン・ウンチェ。夢と現実、愛と別れの間で葛藤する30代女性の心理を繊細に表現した。

映画『もしかしたら私たちは別れたかもしれない』予告編

 公開された予告編は、「私たちいつ別れた?」「1年ぐらい前?」というセリフから始まる。そして、「君が別れようと言わせた」「あなたの口で言ったのよ」と不本意なケンカ別れの後に残る感情と男女の本音が交わされる様子や、出会いが訪れた2人が新たな恋人と過ごす様子が映し出されている。

 あわせて公開されたポスタービジュアルでは、反対方向を向いたジュノとアヨンの間に「愛と別れが交差する瞬間」というキャッチコピーが配置されている。

■公開情報
『もしかしたら私たちは別れたかもしれない』
8月11日(金)より、シネマート新宿ほか順次公開
監督・脚本:ヒョン・スル
出演:イ・ドンフィ、チョン・ウンチェ、カン・ギル、チョン・ダウン、コ・ギュピル
製作:パク・セジュン
撮影:イ・ジングン
編集:キム・ジュウン
音楽:ゴーギャン
配給:クロックワークス
2023年/韓国/103分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/日本語字幕:石井絹香/レイティング:G/英題:Someone You Loved
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