荒木伸二監督によるタイムリープサスペンス『ペナルティループ』公開へ 主演は若葉竜也

 若葉竜也を主演に迎えた荒木伸二監督オリジナル脚本の最新作『ペナルティループ』が、2024年3月より新宿武蔵野館ほかにて全国公開されることが決定した。

 本作はタイムループ・サスペンスで、ディストピア・ミステリー『人数の町』で独自の世界観を作り上げた荒木監督の長編第二作。

 岩森淳は、最愛の恋人である唯を素性不明の男・溝口に殺された。大きな喪失感を抱えながら、岩森は自らの手で犯人に復讐することを決意し、綿密な計画を立て、完璧に実行したはずだった。岩森が翌朝目覚めると、周囲の様子は昨日のまま。確かに殺したはずの溝口も生きている。時間が昨日に戻っているのだ。困惑しながらも復讐を繰り返す岩森だが、何度殺しても翌朝は来ず、その度に恋人の敵を討ち続けることになる。このループは一体何なのか、なぜ岩森はこの世界に入り込んでしまったのか、そして溝口が唯を殺した目的は何だったのか。

 若葉は主人公・岩森淳を演じる。出演にあたり、「はしゃぐことなく、粛々と向き合いたいと思います。しっかりと血の通った映画にします」と決意のコメントを寄せた。

 なお、現在撮影中で、来月のクランクアップを予定。完成は今秋を予定している。

コメント

若葉竜也(岩森淳役)

荒木監督とお会いしたのは確か、2022年1月の真ん中あたりでした。そこから監督、プロデューサー、スタッフと話し合いを何度も重ねて脚本を組み立てはバラシ、組み立てはバラシ、一年以上かけてやっと撮影まで辿り着きました。
はしゃぐことなく、粛々と向き合いたいと思います。しっかりと血の通った映画にします。

荒木伸二(脚本・監督)

私の身体の中に蠢く情念や思想を一本の映画にしようとした時にループものにするのはどうだろうとある日、思いつきました。数あるループものの傑作のどれとも異なりどれよりも面白い一本をつくれないだろうかと。そんな気概で脚本開発に臨み仲間を巻き込み湯水のように時間を使って決定稿に辿り着きました。若葉竜也さんを始めとした豊かな表現者たちと共にこれからこの映画を撮影することが楽しみで仕方ありません。次の桜が咲く頃に公開予定です。絶対見てください。

■公開情報
『ペナルティループ』
2024年3月、新宿武蔵野館ほかにて全国公開
脚本・監督:荒木伸二
出演:若葉竜也ほか
配給:キノフィルムズ
製作:木下グループ公式
公式Twitter:https://twitter.com/PenaltyLoopfilm

関連記事