『エドワード・ヤンの恋愛時代』4K版、8月18日公開へ 90年代の台北を生きる若者描く
『エドワード・ヤンの恋愛時代』の4Kレストア版が、8月18日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかにて公開されることが決定した。
本作は、『ヤンヤン 夏の想い出』などのエドワード・ヤン監督によって、1994年に発表された青春群像劇。前作『牯嶺街少年殺人事件』とは全く異なるアプローチで、現代の台北を生きる男女を描く。
舞台は、急速な西洋化と経済発展を遂げる1990年代前半の台北。財閥の娘で会社を経営しているモーリーと親友のチチの2人を主軸に同級生、恋人、同僚など10人の男女の人間関係が、2日半という凝縮された時間のなかで描かれる。都市で生きることで目的を見失っていた彼らは、やがて自らの求めるものを見つけ出していく。
本作は、権利関係の複雑さにより長らく上映不可能だったが、台湾映画・メディア文化センターによる修復作業を経て、2022年のヴェネチア国際映画祭に4Kレストア版が出品され、今回の日本公開へと繋がった。
■公開情報
『エドワード・ヤンの恋愛時代 4Kレストア版』
8月18日(金)公開
監督:エドワード・ヤン
配給:ビターズ・エンド
1994年/台湾/129分
© Kailidoscope Pictures
公式Twitter:@Edwardyang_film