『モロッコ、彼女たちの朝』監督による夫婦の物語 『青いカフタンの仕立て屋』6月公開
『モロッコ、彼女たちの朝』のマリヤム・トゥザニ監督最新作『青いカフタンの仕立て屋』が、6月16日に公開されることが決定した。
第75回カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品され国際映画批評家連盟賞を受賞、第95回アカデミー賞モロッコ代表として国際長編映画賞のショートリストに選出された本作。モロッコの劇映画として初めて日本公開された『モロッコ、彼女たちの朝』を手がけたトゥザニ監督は、本作について「愛する人にありのままの自分を受け入れてもらう 。人生においてこれほど美しいことがあるだろうか」とコメントしている。
モロッコ、海沿いの街、サレ。旧市街の路地裏で、ミナ(ルブナ・アザバル)とハリム(サーレフ・バクリ)の夫婦は母から娘へと世代を超えて受け継がれる、カフタンドレスの仕立て屋を営んでいる。伝統を守る仕事を愛しながら、自分自身は伝統からはじかれた存在と苦悩するハリム。そんな夫を誰よりも理解し支えてきたミナは、病に侵され余命わずである。そこにユーセフ(アイユーブ・ミシウィ)という若い職人が現れ、誰にも言えない孤独を抱えていた3人は、青いカフタン作りを通じて絆を深めていく。そして刻一刻とミナの最期の時が迫るなか、夫婦は“ある決断”をする。彼らが導き出した答えとは。
あわせて公開された場面写真には、3人が楽しげに食卓を囲む風景、色とりどりのカフタンを丁寧に仕立てる様子、タイルが美しいカフェなどカフタンの仕立て屋の日常が切り取られている。
■公開情報
『青いカフタンの仕立て屋』
6月16日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
監督・脚本:マリヤム・トゥザニ
出演:ルブナ・アザバル、サーレフ・バクリ、アイユーブ・ミシウィ
提供:WOWOW、ロングライド
配給:ロングライド
2022年/フランス、モロッコ、ベルギー、デンマーク/アラビア語/122分/ビスタ/カラー/5.1ch /英題:The Blue Caftan/字幕翻訳:原田りえ
©Les Films du Nouveau Monde - Ali n’ Productions - Velvet Films – Snowglobe
公式サイト:https://longride.jp/bluecaftan/