中村蒼、“頼れるお兄さん”として『わたしのお嫁くん』に登場 博多弁で素の姿も披露?

 職場では仕事のできる先輩と彼女を尊敬する後輩、家では“ズボラ女子”と“家事力最強男子”という速見穂香(波瑠)と山本知博(高杉真宙)の不思議な関係を描いた『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)。4月19日放送の第2話から、穂香と知博の同僚・古賀一織役として中村蒼が登場する。

 ひょんなことから穂香の散らかりすぎた部屋にやってきて、彼女の“実態”を知ってしまった知博。だが知博は「男性は家事全般ができない」という世間一般的なイメージに反して、好きなことでもあり、特技でもある家事を穂香に披露した。穂香は図らずも手に入れた快適な生活の良さを簡単に捨てることができず、また知博も好意を寄せている穂香に喜んでもらえるという嬉しさから、知博が“嫁入り”して“お嫁くん”となる形で、2人は一緒に生活し始める。


 そんな中、福岡支社での営業成績が認められ、穂香や知博がいる東京本社へと異動してきたのが一織である。優しげな博多弁が特徴的な一織はエリートでありながらも、面倒見がよく、上司や後輩関係なく慕われるタイプ。穂香とも仕事をした経験があるようで、「芋焼酎のおいしさは古賀さんに教えてもらいました!」と穂香が楽しそうに話す場面も。穂香が“理想のお嫁さん”ならば、一織は“頼れるお兄さん”といったところだろうか。

『家庭教師のトラコ』で14年ぶり遊川和彦作品出演 中村蒼、年を重ねてからの変化と気付き

橋本愛が主演を務める『家庭教師のトラコ』が、毎週水曜22時から日本テレビ系で放送中だ。橋本演じるトラコは、世の中にある現実を子供…

 一織を演じる中村は主演舞台『田園に死す』で俳優デビューし、数多くの映画やドラマに出演している。近年では、そのミステリアスな雰囲気を生かした『家庭教師のトラコ』(日本テレビ系)での福田福多役が印象的だ。傍から見るとおかしな行動が多く、親から不審な目で見られることの多い寅子(橋本愛)の秘書をしていた福多。寅子に動じることなく淡々と仕事をしていく様子は、家庭教師をする子の親たちだけではなく、視聴者の私たちにも安心感を与えていた。一方で、福多は気があった寅子のことを諦めようとしたり、お世話になった里親に気兼ねして、紹介されたお見合い相手と結婚しようとしたりと自分の気持ちを素直に出せないところもあった。役人的なきっちりしたところと人間味のあるところ。中村はそんな福多の人間性を絶妙なバランスで演じ切っていた。

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