『リエゾン』山崎育三郎&松本穂香がクランクアップ 「撮影が終わってしまって寂しい」

 テレビ朝日系で放送中の金曜ナイトドラマ『リエゾン―こどものこころ診療所―』。主演を務める山崎育三郎と共演の松本穂香がクランクアップを迎えた。

 本作は、生きづらさを抱える子どもとその親に向き合う医療ドラマ。郊外の児童精神科クリニックを舞台に、自らも発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが、発達障害をはじめ、様々な生きづらさを抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描く。

 「さやま・こどもクリニック」を舞台に、院長と研修医としてコンビネーションを披露してきた山崎と松本。最後の撮影を終えたときには、スタッフの大きな拍手で包まれる中、2人揃って笑顔を見せた。山崎は開口一番に「撮影が終わってしまったことがとても寂しいです」と名残惜しそうに語った。続けて、「僕たち役者や、子役の子どもたちが自由に表現できる環境を作ってくださって、スタッフの皆様には感謝しています」とスタッフへ感謝を伝えた。

 また、山崎は「多くの人が何かしら不安や生きづらさを感じている中で、そういった方々を励ます言葉を『さやま・こどもクリニック』の皆から伝えられたんじゃないかなと思っています。こういう温かい空気がどんどん広がっていくといいなと思いますし、僕も今後、生きづらさや不安を抱えている人に寄り添えるような人間でいたいなと思います」と決意を語った。

 一方、松本が挨拶をしようした際には、山崎が主題歌であるコブクロの「エンベロープ」を流して盛り上げようとして、松本が「泣いちゃうからやめてくださいよー!(笑)」と照れる一幕も。そんな中、松本は改めて「言葉にならない大切なものが沢山詰まった、とても素敵な時間を過ごさせていただきました」と感慨深げに撮影を振り返ると同時に、「この作品を通して『言葉の重み』や『自分の世界って思っていた以上に狭いんだな』ということ、『分からないことでも、分かろうとすることが大切なんだ』ということに気付かせてもらいました」と言い、「このドラマをきっかけに、そう思ってもらえる人が世の中にどんどん増えていってくれたらいいなと思います」と語った。

 山崎、松本が「本当にありがとうございました!」とそれぞれ感謝を伝えると、最後に山崎は「また会いましょう!」と力強く締めくくり、2人を含め、その場にいる全員が互いに拍手を送り合った。

コメント

山崎育三郎

終わってしまったことがとても寂しいのですが、僕たち役者や、子役の子どもたちが自由に表現できる環境を作ってくださって、スタッフの皆様には感謝しています。自分自身は子どもがいる環境で、僕の周りにも発達障害で悩んでいる親御さんもいらっしゃるのですが、そういう人たちからも「励まされました」とか「寄り添う言葉を佐山先生からもらって嬉しかったです」など色んな言葉をいただきました。また僕自身、放送を見ながら自分の経験と重なることもあり、当時のことを思い出しながら、励まされる言葉を沢山もらいました。発達障害の人に限らず、多くの人が何かしら不安や生きづらさを感じている中で、そういった方々を励ます言葉を『さやま・こどもクリニック』の皆から伝えられたんじゃないかなと思っています。こういう温かい空気がどんどん広がっていくといいなと思いますし、僕も今後、生きづらさや不安を抱えている人に寄り添えるような人間でいたいなと思います。

松本穂香

言葉にならない大切なものが沢山詰まった、とても素敵な時間を過ごさせていただきました。それは皆さま一人ひとりが温かく見守ってくださったから、最後をこうして温かい気持ちで迎えられたんだと思います。携わってくださった皆様一人ひとりに感謝の気持ちでいっぱいです。私自身、志保という役やこの作品を通して、「言葉の重み」や「自分の世界って思っていた以上に狭いんだな」ということ、「分からないことでも、分かろうとすることが大切なんだ」ということに気付かせてもらいました。このドラマをきっかけに、そう思ってもらえる人が世の中にどんどん増えていってくれたらいいなと思います。

■放送情報
『リエゾン―こどものこころ診療所―』
テレビ朝日系にて、毎週金曜23:15〜0:15放送
出演:山崎育三郎、松本穂香、栗山千明、志田未来、戸塚純貴、是永瞳、風吹ジュン
原作:ヨンチャン(原作・漫画)・竹村優作(原作)『リエゾンーこどものこころ診療所-』(講談社『モーニング』連載)
脚本:吉田紀子
演出:Yuki Saito、小松隆志、竹園元(テレビ朝日)
チーフプロデューサー:五十嵐文郎(テレビ朝日)
プロデューサー:浜田壮瑛(テレビ朝日)、木曽貴美子(MMJ)、村山太郎(MMJ)
協力プロデューサー:中込卓也(テレビ朝日)
制作:テレビ朝日、MMJ
©︎テレビ朝日

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