鈴木福と川平慈英が共演 森絵都のベストセラー小説『カラフル』ミュージカル化

 鈴木福、川平慈英が出演するミュージカル『カラフル』が、7月から8月にかけて世田谷パブリックシアターで上演される。

 本作は、累計発行部数120万部を超える直木賞作家・森絵都のベストセラー小説が原作のミュージカル。株式会社アミューズと世田谷パブリックシアターが共同制作を行う。

 「おめでとうございます! 抽選にあたりました!」。死んだはずの<ぼく>の魂は、ガイド役のプラプラに導かれ、自殺を図った小林真として人生の再挑戦をすることに。家族やクラスメイトとの関わりの中で、モノクロだった世界のイメージが少しずつカラフルな色に変わりはじめたとき、<ぼく>の生前の罪が明らかになる。

 脚本・作詞・演出を担うのは、世田谷パブリックシアター初登場となる小林香。『ナターシャ・ピエール・アンド・ ザ・グレート・コメット・オブ・1812』や『モダン・ミリー』、『MEAN GIRLS』など数々の海外ミュージカルの演出を手がける一方、『Indigo Tomato』『The Parlor』など、作・演出を担うオリジナルミュージカルも創作する劇作家・演出家だ。『カラフル』をミュージカル化するにあたり小林は、原作ではいわゆる【天使】として登場する主人公のガイド役・プラプラを【プラプラと、さまざまに姿を変えて真を見守る存在】と捉え直すことで、子どもも大人も楽しめる歌と踊りがふんだんに盛り込まれたミュージカルならではの新たな『カラフル』を生み出す。

 作曲・編曲は、ミュージカルのみならず、TVや映画、アニメ、CM、ラジオ、式典など多岐にわたるジャンルで活躍する大嵜慶子が手がける。

 主人公<ぼく>役を演じるのは、幼少期から子役として活動を始め、近年は映像作品のみならずラジオやナレーションなど多方面で活躍する鈴木。さまざまに姿を変え主人公を導くガイド役のプラプラを、『雨に唄えば』や『ビッグ・フィッシュ』などのミュージカルをはじめ数々の舞台に出演している川平が演じる。

(左から)小林香、鈴木福、川平慈英
森絵都『カラフル』(文春文庫)

■公演情報
せたがやこどもプロジェクト2023
アミューズ×世田谷パブリックシアター
ミュージカル『カラフル』
出演:鈴木福、川平慈英ほか
原作:森絵都『カラフル』(文春文庫)
脚本・作詞・演出:小林香
作曲・編曲:大嵜慶子
日程:2023年7月~8月
会場:世田谷パブリックシアター
※兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、茨城・水戸芸術館ACM劇場、愛知・春日井市民会館にてツアー公演あり
主催:株式会社アミューズ、公益財団法人せたがや文化財団
企画制作:株式会社アミューズ×世田谷パブリックシアター
後援:世田谷区
問合せ:世田谷パブリックシアターチケットセンター
03-5432-1515(10:00~19:00)
公式サイト:https://setagaya-pt.jp/

関連記事