岸優太＆浮所飛貴、俳優業での躍進続く　『すきすきワンワン！』では“もふキュン”に期待

　1月23日にスタートするKing & Princeの岸優太が主演を務める連続ドラマ『すきすきワンワン！』（日本テレビ）。同作には美 少年／ジャニーズJr.の浮所飛貴も実にユニークな役柄で出演することが決定しており、放送を待ち望むファンからも期待の声が挙がっている。同作で連ドラ単独初主演となる岸と浮所は『VS魂』（フジテレビ系）でも共演しており、息もぴったりだ。ドラマへの期待を込め、ふたりの俳優としての活躍を振り返ってみたい。

繊細かつ丁寧に演じるプロフェッショナルな岸

　今作が連続ドラマ単独初主演となる岸だが、演技力はジャニーズJr.時代から高く評価されていた。中でも印象深いのが『お兄ちゃん、ガチャ』（日本テレビ系）のトイ役だ。リアルなお兄ちゃん感が絶妙で、岸と共にW主演を務めた鈴木梨央からも実の兄のように慕われていた姿が印象に残っている。その後も、映画化もされた『黒崎くんの言いなりになんてならない』（日本テレビ系）の梶祐介役でもコミカルな演技で存在感を発揮した。

　またデビュー後に出演した、年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちの青春群像を描いたドラマ『ナイト・ドクター』（フジテレビ系）では、医師となって4年目の深澤新役を熱演した。最終回の事故現場で患者の足を切断する決断をし、1人で実行するまでに成長した深澤の姿に、役者として大きな飛躍を遂げた岸を重ね合わせ、感慨深いものがあった。岸は同作で人間味溢れる深澤を繊細な演技で演じてみせ、俳優としての可能性を示した。

　また東山紀之が主演を務める『必殺仕事人』（ABCテレビ・テレビ朝日系）になにわ男子の西畑大吾と兄弟役で出演した際にも、岸の演じた岡っ引きの亥ノ吉と、西畑演じる弟で絵師の才三が見せた迫真の演技がファンを中心に話題となった。俳優としての岸に大きな影響を与えたのが、KinKi Kidsの堂本光一である。堂本光一の主演舞台『Endless SHOCK』で岸はユウタ役を演じたが、連日全力で過酷な舞台に挑む、光一の姿を間近に感じたことは、岸にとって、何者にも代えがたい経験であったのではないだろうか。岸はどんな役柄もしっかりとした準備をした上で、繊細にかつ丁寧に演じている印象だ。役を纏い、ステージやカメラの前に立つ姿からは微塵の迷いも感じないプロフェッショナルな姿を見ることができる。