ABCテレビによる新ドラマ枠が日曜22時に登場 第1弾は岡田惠和脚本の清野菜名主演作

 ABCテレビが今春4月より日曜22時に新ドラマ枠をスタート。その第1弾作品が、清野菜名が主演を務める岡田惠和のオリジナル作品『日曜の夜ぐらいは...』に決定した。

 今を懸命に生きるすべての人たちへのエールを込め、週末の夜、明日から始まる1週間を前向きに迎えられるようなドラマをラインナップしていく、ABCテレビによる全国ネットの新ドラマ枠。第1弾となる4月クールの『日曜の夜ぐらいは...』は、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマに描く、ハートフルな会話劇。

 古ぼけた団地、郊外の借家、街中を空しく走るタクシー。時代に取り残され、活気を失い、どことなくもの寂しさが漂うどこにでもある光景に、特筆すべき要素はない。だが、それぞれの窓の奥に目を凝らせば、そこにはさまざまな事情を抱えた暮らしがあった。足の不自由な母との二人暮らしを支えるため、休みなくバイトを続ける娘、そして家族から縁を切られながらも、退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける女性、両親との縁が浅く借家暮らしを送りながら祖母と工場勤務を続ける孫娘……。離れた場所に住み、お互いの存在も知らない3人は、あるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たす。そして、お互いに戸惑いながらも心を通わせ始めた彼女たちにある“奇跡”が起き……。漫然とした暮らしの中で行き詰まっていた3人の人生が、静かに動き出す。

 2022年夏に公開された『キングダム2 遥かなる大地へ』では華麗な剣術を披露したことも記憶に新しい清野は本作で、派手な身体表現を封印。やりたいことではなく、やらなければならないことで日常が埋まっていく暮らしに身を置き、抱えた屈託は心の奥底にしまい込んでいる、振り向けばそこにいそうな等身大の女性・岸田サチを演じる。

 連続ドラマ『ひよっこ』(2017年/NHK総合)、『にじいろカルテ』(2021年/テレビ朝日系)、『ファイトソング』(2022年/TBS系)、映画『いま、会いにゆきます』など、数々のドラマや映画を世に送り出してきた岡田が、オリジナル脚本を手がける。

清野菜名 コメント

新ドラマ枠1作品目の主演、出演が決まった際の率直な感想

日曜よる10時の新しいドラマ枠に、トップバッターとして挑戦できることがとても嬉しかったです。ただひたすら楽しく演じていけたらいいなと率直に思いました。

演じる役どころ、どういったところを意識して演じたいか

演じる岸田サチは、身近にいそうな等身大の20代の女性です。平凡な毎日をただ生きていて、お金も趣味もなく、友達もいなくて、車イス生活をしている母と二人暮らしをしていますが、その中で、かけがえのない友情と出会い変化していく様子が描かれます。性格的には、自分の感情を表現することが苦手で、とても不器用な子。そうした部分を私自身が深く理解して、繊細に演じていけたらいいなと思っています。最近の出演作では日常とかけ離れた役が多く、リアルさを追求するような作品は久しぶりになるので、その点も楽しみにしています。

岡田惠和による脚本を読んだ感想

これまで、友情について改まって深く考えたことはなかったのですが、脚本を読ませていただいて、何気ない会話でも友達同士だと盛り上がったり爆笑し合えたり、相手のことを自分のことのように喜べたり悲しんだり怒ったり…。そういう関係性がとても素敵で、友情って改めて本当にいいものだなと感じることができました。まだ数話ではありますが、脚本を読めば読むほど心が温まっていく感覚があって、すごく優しい気持ちになれる作品だと感じているので、視聴者の方にも日曜のよる10時に、心を温めにきてほしいなと思っています。演じる上では、友情に基づいた会話劇になるので、共演するみなさんとコミュニケーションをしっかり取って、セリフを超えたものを表現できたらいいなと思っています。そのためにも、お稽古はいっぱいしたいです!

1年半ぶりの地上波連続ドラマ出演への意気込み

この一年半、自分にも大きな変化があった中での出演作になりますし、期間が空いたということで緊張している面もありますが、脚本を読んでからは、緊張を越えて期待の方が大きくなっています。この素敵な作品で、岡田さんの世界観にたっぷり浸れることを楽しみたいと思います。

岡田惠和 コメント

ABCさんの新枠第一弾を任せていただきとても光栄です。そして清野菜名さんと初めてタッグ組ませていただきます。強くてしなやかで、美しく親しみのあるお芝居をされる俳優さんです。『キングダム2』のキョウカイ役も、『耳をすませば』の雫役もどちらも素敵なのは凄いなぁと、昨年は思っておりました。
日常という戦場で、誰に褒められるわけではないけど、しっかりと逃げずに踏ん張って戦い続ける女性たちの物語です。そんな女性たちに神様はちょっとしたプレゼントをしてくれます。だからきっと大丈夫。ささやかだけど、視聴者の皆さんと共に今を生きる活力になるような物語を、丁寧につむいでいきたいと思っています。

清水一幸プロデューサー コメント

この度、新枠のドラマ第一弾として、「日曜の夜ぐらいは...」を制作します。脚本は岡田惠和さんの完全オリジナル。主演は清野菜名さんに演じていただくこととなりました。
主人公・サチの人物像が固まっていく中で、“この役は清野さんに”との思いは、岡田さんと完全に一致していたので、快諾をいただいたき感謝しております。元気で快活、美しさと瑞々しさを持つ、清野さんが演じることは、新ドラマ枠のコンセプトに掲げる、「見る人の背中を押す作品」にまさにぴったりです!
ドラマは、友情を育む3人の出会いから始まる、笑いあり恋愛要素あり、セリフ量多めの会話劇となります。新枠の船出としてはこの上ないメンバーが集まっております。そこで清野さんがどんな演技を見せてくれるのか? 岡田さんの描くストーリーとキャスト同士の化学反応とを合わせてお楽しみいただければと思います。ご期待ください!

■放送情報
『日曜の夜ぐらいは...』
ABCテレビ・テレビ朝日系にて、4月スタート 毎週日曜22:00〜放送
出演:清野菜名
脚本:岡田惠和
企画・プロデュース:清水一幸
制作著作:ABCテレビ
公式サイト:https://www.asahi.co.jp/drama_22_abctv/
公式Twitter:@drama_22_abctv
公式Instagram:@drama_22_abctv

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