福原遥、『舞いあがれ!』航空学校編共演者への思い 「このメンバーでよかった!」

 毎週月曜日から土曜日まで(土曜日は1週間の振り返り)放送されているNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』。主人公・舞を演じる福原遥よりコメントが寄せられた。

 第7週第36話より、物語は「航空学校編」へ突入。舞は新たな夢となったパイロットになるべく突き進んでいく。舞として実際に飛行機を操縦した福原はその撮影を次のように振り返る。

「一生体験することはないだろうなと思うような体験をさせていただきました!(必要な講習を受けて許可書を取得したうえで)実際に訓練区域内を飛行し、少し曲がったり下がったりさせてもらいました。操縦桿を少し動かすだけで機体は結構曲がるので緊張しました。車を運転した経験がなかったら、もっと焦っていたかもしれないです。景色もすごくきれいで感動的でした。操縦席からの景色は客席からとは全然違って目の前一面が空なんです! 雲の上だから本当に夢の中のようで、『今、現実なのかなぁ?』と不思議な感覚になりました。こんな経験は二度とないから、ちゃんと目に焼き付けておかなくちゃ!って。小型飛行機のプロペラの音がすごく体に響いたのも、印象に残っています。お芝居するうえでとても役立つ体験でした」

 専門用語が多数登場する航空学校編はセリフにも苦戦したそうで、「普通の勉強も苦手なので、こんなに頭が良い航空学生のセリフ、どこから覚えよう……と。単語をひとつずつ必死で覚えて、その意味を実際の訓練生の方に教えてもらって、皆さんに助けていただきました。覚えるコツを皆さんに聞きたいくらいです。私はまず言葉の意味を知って、あとはひたすら口に出して読んで、耳で聞く。目と口と耳、全部に入れて覚えました。共演者のみんなも難しいセリフがいっぱいで、一緒に頑張ろうね、と励まし合いながらやっていました」とコメント。

 航空学校編で“班”となる共演者との関係も良好なようで、特に共演経験のある山崎紘菜の存在が大きかったと福原は語る。

「航空学校編の共演者のみなさんとは、気づかない間にまとまっていた感覚です。プライベートというよりも、スタジオに入ってお芝居をしていくなかでみんなが仲良くなっている感覚でした。それがうれしいですね。ひとつのところに向かって一緒に頑張ろう!という見えない絆みたいなものを感じられて、居心地がいいんです。それぞれがいい作品にしたい!という強い思いを持っているのも心強いです。このメンバーでよかった!とすごく思いました。矢野倫子役の山崎紘菜さんとは、5年ほど前に共演したときから仲良し。今回も一緒と聞いたときは、本当に心強かったです! 役としても厚い友情で結ばれる設定だったので、もうそのままできるなと思いました。紘菜さんは、いつもみんなを笑わせて笑顔にしてくれます」

 航空学校編で印象に残っているシーンは、「柏木さん(目黒蓮)と舞は、正反対の2人。柏木さんの登場シーンは、私自身も『なに~~~(怒)!?』と思ったぐらい、本当に失礼でしたよね(笑)。でも、舞がムキになったり怒ったりする相手って、お兄ちゃんは別として、初めてなんです。けんかしながらも、なんでも言い合える、そんな関係性がすてきだなと思いました。舞が人と言い争うシーンは他にあまりないので、撮影もすごく楽しかったです」と柏木とのシーンを振り返る。

 最後に視聴者に向けて、「航空学校は、本当に厳しい世界。まさか舞がそこに行くとは、小さな頃の姿から想像もできませんでした。人ってこんなに変われるんだ、こんなに成長できるんだとこの作品に私自身も励まされています。『自分で何かしたい』『自分でこのチームをまとめなきゃ』と、行動に移せるようになってきた舞の成長にご注目ください。今週以降は、個性豊かなメンバーとの掛け合いも増えていきます。テンポよく演じてコメディー要素も楽しんでもらえたらいいなと思っていますので、皆さまどうぞお楽しみに!」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:福原遥、横山裕、高橋克典、永作博美、赤楚衛二、山下美月、目黒蓮、長濱ねる、高杉真宙、山口智充、くわばたりえ、又吉直樹、吉谷彩子、鈴木浩介、高畑淳子ほか
作:桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
音楽:富貴晴美
主題歌:back number 「アイラブユー」
制作統括:熊野律時、管原浩
プロデューサー:上杉忠嗣
演出:田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐ほか
主なロケ予定地:東大阪市、長崎県五島市、新上五島町ほか
写真提供=NHK

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