主導権を握っているのは一体誰? 『DEVILS~金融の悪魔~』シーズン2のロング予告公開

 11月16日よりスター・チャンネルEXにて字幕版・吹替版の配信がスタートしたサスペンスドラマ『DEVILS~金融の悪魔~ シーズン2』のロング予告映像が公開された。

 本作は、ロンドンの大手投資銀行で働く敏腕トレーダーたちによる、世界経済を揺るがす金融戦争の裏側を描くサスペンス。イタリアの株式トレーダー、グイド・マリア・ブレラが2008年のリーマン・ショックからインスピレーションを得て執筆した小説をドラマ化したシーズン1のその後を描く。 ロンドンの投資銀行NYLの新CEOに就任した主人公がさらにグローバル化した金融戦争に身を投じていく。2016年の“ブレグジット”から2020年の“COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミック”、さらに“5G”などハイテク産業まで近年の世界情勢を織り込み、物語にリアリティを与える。

サスペンスドラマ『DEVILS~金融の悪魔~ シーズン2』予告映像

 公開された予告では、米大手投資銀行NYLロンドン支社の新CEOに就任したマッシモ(アレッサンドロ・ボルギ)が「我々はサメではなく、金融は水じゃない……」とスピーチするシーンから始まる。この「サメと水」のたとえは、シーズン1の冒頭で、彼の当時のメンターであったドミニク(パトリック・デンプシー)の名演説シーンからの引用であり、いまマッシモがそれを否定する表現を使っていることから、2人の関係がかつてのものとは打って変わって、敵対的なものとなっていることが伝わる。

 NYLの新任トレーディング部長ウー・ジー(リー・ジュン・リー)が「“フレームスター”はユーザーの膨大なデータを収集します」と、最新鋭アプリのプレゼンテーションを行う一方で、謎の東洋系の男が「中国はアプリを使用して人々の行動を監視できる」と語り、NYLの最高戦略責任者である中国人のチェン・リーウェイ(ジョエル・デ・ラ・フエンテ)の不穏な表情が映し出される。

 続くシーンでは、敵対しているはずのドミニクからマッシモに対して「データをめぐる全く新しい戦争だ。私の仲間に加わってほしい」と、意外な協力提案がなされるが、その真意は謀略なのか師弟愛なのか定かでない。

 謎の美女に「私が沈めばあなたも道連れよ」と脅迫されるドミニク。マッシモはまた別の女性から「ドミニクは生き残りに必死」と忠告を受ける一方で、ドミニクからは「私が知る君とは別人だ」とすがるような表情で詰め寄られる。そして「ドミニクは目障りだ」とチェン・リーウェイが発言していることから、ドミニクも四方に敵がおり、追い詰められている描写が続く。“ゲーム”のプレーヤーの変わったこのシーズンにおいて、主導権を握っているのは一体誰なのか。

 ドミニクが「まだ勝利には至っていない。マッシモを引き入れたい」と語りかけるのは、前シーズンの敵役であり、現在は服役中の反政府組織リーダーの元経済学者ダニエル・デュヴァル(ラース・ミケルセン)。暗闇から「どんな協力でもする」と返す姿は明らかに只者ではなく、今シーズンでも重要な役割を果たすであろうことが示唆される。

 映像のラストでは、ドミニクが見つめる中、マッシモが警察に連行されるシーンが映し出される。マッシモがつぶやく「チェスが終われば、王様(キング)も歩兵(ポーン)も同じ箱に帰る」というイギリスのことわざで締めくくられる。

■配信・放送情報
『DEVILS~金融の悪魔~ シーズン2』(全8話)
・字幕版
スターチャンネルEXにて全話一挙配信中
BS10 スターチャンネルにて、12月14日(水)より毎週水曜23:00〜ほか放送
・吹替版
スターチャンネルEXにて全話一挙配信中
BS10 スターチャンネルにて、1月13日(金)より毎週金曜22:00〜放送予定

・シーズン1 字幕版
BS10 スターチャンネルにて、毎週水曜23:00〜レギュラー放送中
BS10 スターチャンネルにて、12月30日(金)22:30~全10話一挙放送、第1話無料放送

監督:ニック・ハラン、ヤン・ミケリーニ
出演:アレッサンドロ・ボルギ、パトリック・デンプシー、マラカイ・カービー、リー・ジュン・リー、ジョエル・デ・ラ・フエンテ、ラース・ミケルセン ほか
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公式サイト:https://www.star-ch.jp/drama/devils/

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