『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』予告編公開 新たなブラックパンサーの姿も

 11月11日に公開される『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の本予告とUS版ポスタービジュアルが公開された。

 本作は、マーベル・スタジオが手がける、2018年に公開され全世界で社会現象を巻き起こした『ブラックパンサー』の続編。祖国である超文明国家ワカンダの“秘密”を守るという使命を果たすため、ワカンダの国王、そしてブラックパンサーというヒーロー、ふたつの顔を持つティ・チャラの活躍が描かれた『ブラックパンサー』。全米歴代興行収入は『アベンジャーズ/エンドゲーム』や『アバター』に次ぐ歴代5位となる7億ドルを叩き出し、全世界では13億ドルを超える偉業を達成した。その勢いは留まることなく、ヒーロー映画としては“初”となる、アカデミー賞で作品賞含む7部門にノミネート、3部門の受賞を果たした。しかし続編の製作が期待される中、ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に急逝。前作から4年、マーベル・スタジオの社長兼プロデューサーのケヴィン・ファイギは「ワカンダのレガシーを繋いでいく。そしてストーリーはリスペクトと希望に満ちたものになる」と宣言している。

「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」予告【ワカンダに迫る新たな危機編】

 本作の舞台は、偉大な王であり、ヒーローであるティ・チャラを失ったワカンダ。公開された予告編は、白い衣装に身を包み、ブラックパンサーのマスクを持つティ・チャラの妹シュリと、その隣を歩く母であるラモンダ女王の姿から始まり、悲しみに暮れるワカンダの様子が映し出される。その後現れたのは、自由自在に空を飛び、海中も思いのまま移動する海の帝国を率いる謎の王ネイモア。「傷ついた者だけが偉大な指導者となる」という意味深な言葉とともに、強烈なカリスマ性を匂わせる。ラモンダが、王がいなくなったワカンダが襲撃されることを危惧する場面からは、ネイモアがワカンダの平和を脅かす存在であることがわかる。彼らの狙いとは、一体何なのか。ワカンダ王国vs海の帝国の一大決戦の火蓋が切られようとしていた。

 さらに、ガジェットを搭載したスーツを身にまとった天才発明家の少女リリ・ウィリアムズ(=アイアンハート)の姿も。彼女はワカンダの敵なのか、味方なのか。映像では、陸・海・空を舞台にしたアクションシーンも垣間見える。そして本予告の最後には、「示すのです、我々の力を」というラモンダ女王のセリフとともに、遂に新たなブラックパンサーが姿を現す。前回の特報では、後ろ姿のみの登場だったブラックパンサーだが、今回はその全身が明らかになっている。

 あわせて公開されたUS版本ポスターでは、ワカンダの命運を託された者としての強い決意に満ちた表情を浮かべるシュリやナキア、ラモンダらの姿が。対照的に描かれている海の帝国の王ネイモアの姿からは、彼独特の威厳や、冷酷さを纏った風格が漂っており、本作で描かれる両国の熾烈な戦いを示唆するようなビジュアルとなっている。シュリらワカンダのメンバーの後ろには、ゴールドとシルバーがあしらわれた新たなブラックパンサーの姿も描かれている。

■公開情報
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
11月11日(金)公開
監督:ライアン・クーグラー
製作:ケヴィン・ファイギ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©︎Marvel Studios 2022

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