吉田美月喜×常盤貴子『あつい胸さわぎ』に奥平大兼、前田敦子ら出演 メインビジュアルも

 2023年に公開される吉田美月喜と常盤貴子のW主演映画『あつい胸さわぎ』のメインビジュアルが公開され、あわせて追加キャストが発表された。

 本作は、演劇ユニットiakuの横山拓也が母と娘の視点から乳がんをテーマに描いた同名舞台の映画化。千夏役を吉田、千夏の母・昭子役を常盤が演じる。監督を務めるのは、上海国際映画祭にてアジア新人賞を受賞したまつむらしんご。映画『凶悪』(2013年)にて日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した髙橋泉が脚本を担当する。

 千夏(吉田美月喜)の幼なじみで思いをよせる同級生・川柳光輝を演じるのは、映画『MOTHERマザー』で第44回日本アカデミー新人俳優賞、第63回ブルーリボン賞新人賞などを受賞した奥平大兼。千夏に影響を与える友人でもあり、昭子(常盤貴子)の同僚役・花内透子役に、前田敦子が決定した。二人は“サーカス”を機につながり、物語に大きな影響を与え、千夏の胸さわぎのきっかけになる重要な役どころを担う。

 また、舞台版にはないオリジナルストーリーキャストに、アーティストとしても活躍する佐藤緋美、その母親役に、本作にはプロデューサーとしても参加している石原理衣、さらに、昭子が勤める工場に謎のある上司として赴任してくる男を三浦誠己が演じる。

 公開されたメインビジュアルでは、主人公・千夏と複雑な母心を抱く昭子のゆれ動く気持ちと、物語の重要なキーとなっている初恋の課題小説が表現されている。

コメント

まつむらしんご監督

3年前の夏、東京の小さな劇場で舞台『あつい胸さわぎ』を観たことが全てのはじまりでした。あまりにも理不尽な人生の試練に向き合う18歳の主人公に、客席からどうしてもエールを送りたくなってしまいました。『君は大丈夫だよ』。ただそれだけを言いたくて映画化を目指しました。そして、これ以上ないキャストが集まってくれたおかげで、僕にとって一生忘れられない映画をつくる事ができました。

原作者・横山拓也

舞台は、たった5人の登場人物と、抽象的な舞台セットでドラマが進行する。部屋の中、職場、サーカス会場、パン屋さんなど、観客の脳内で場面をイメージしてもらう。当たり前だけど、映画になれば、その全てが具体的な画として現れる。
『そうか。登場人物たちはこんな風景を見ていたのか・・・。』
舞台を観てくれたお客様にも同じ体験をしてもらいたい。

■公開情報
『あつい胸さわぎ』
2023年全国ロードショー
出演:吉田美月喜、常盤貴子
原作:横山拓也
監督:まつむらしんご
脚本:高橋泉
配給:イオンエンターテイメント、SDP
製作:映画『あつい胸さわぎ』製作委員会
公式サイト:https://xn--l8je4a1a7e6m7952c.jp/
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