2022.09.13 13:23

生田斗真が湯舟に浸かり「いい湯だな」　『湯道』ティザービジュアル公開

文＝リアルサウンド映画部

　2023年2月23日に全国公開される生田斗真主演映画『湯道』のティザービジュアルが公開された。

　本作は、『おくりびと』の脚本を手がけた小山薫堂による完全オリジナル企画。日本人ならではの習慣として疑いようのない「入浴」を、伝統や精神を受け継がれていく“道”とし、“茶道”“華道”“書道”などと同様に、銭湯・温泉をはじめとした“お風呂”やその“湯”に向かう心の姿勢について深く考えることを提唱した“湯道”をテーマに、亡き父の遺した古びた銭湯「まるきん温泉」を巡って、反発し合う兄弟、事情を抱えつつ明るく働くヒロイン、まるで湯気のように立ち上り、消えていく客たち、風呂の湯のように流れ流れていく様々な人間模様を描く。『HERO』『マスカレード』シリーズを手がけた鈴木雅之が監督を務める。

　主演の生田が、実家の銭湯「まるきん温泉」から飛び出すも、うだつが上がらず実家に舞い戻ってきた三浦史朗を演じるほか、そんな兄と犬猿の仲である弟の三浦悟朗役を濱田岳、「まるきん温泉」で働く、常連客からも愛される看板娘・秋山いづみ役を橋本環奈が担当。さらに、銭湯に通う常連客として、戸田恵子、寺島進、厚切りジェイソン、浅野和之、笹野高史、吉行和子、ウエンツ瑛士、朝日奈央、吉田鋼太郎、夏木マリ、柄本明、湯の道に魅せられたもうひとつの舞台となる「湯道会館」の人々として、小日向文世、角野卓造、生見愛瑠、窪田正孝が出演する。

　公開されたティザービジュアルは、“道”と「お風呂」の2種類。グラデーションがかった夕暮れ空の下、お一人様、夫婦、親子、そして手拭を首に巻いた猫のカップルまでも集う今作の舞台・銭湯「まるきん温泉」へ続く道が描かれた“道”ビジュアルについて、小山は「自分が見過ごしていた幸せに気づける場所・・・それが銭湯です。風呂に浸かって幸せになる方法がこの映画で分かります」とコメントを寄せた。

　さらに、「いい湯だな。」のコピーとともに、湯舟にドップリ浸かる生田の姿が描かれた“お風呂”ビジュアルも。撮影時、お風呂へのこだわりとして「お湯は熱めが好き（笑）」と語っていた生田。公開されたビジュアルでは、生田が演じた史朗が、本編撮影で実際に入浴したシーンの写真が使用されている。まさに熱々なお湯に浸かったように、恍惚とした表情を浮かべている。そんな生田からは「1日の疲れを癒す“お風呂”。この映画も皆さんにとって癒しの場所となる事を願っております」とコメントが寄せられた。

　両A面となるティザービジュアルのチラシは、一部劇場を除く全国の映画館にて9月16日より順次掲出予定となっている。