大竹しのぶ、『鎌倉殿の13人』にサプライズ登場 「おもしろさ7、深み1、あとは勢い」

 毎週日曜日に放送されているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』第35回に出演した大竹しのぶより、コメントが公開された。

 NHK大河ドラマ第61作目となる本作の舞台は、平安時代後期から鎌倉時代初期。義兄でもある鎌倉幕府初代将軍・源頼朝(大泉洋)にすべてを学んだ二代目執権・北条義時(小栗旬)を主人公に、武士の世を盤石にした彼の生き様、翻弄された周囲の人々を描き出す。脚本を『新選組!』『真田丸』に続き大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛ける。

 第35回「苦い盃」には、和田義盛(横田栄司)がよく占いをお願いし、“おばば”と呼んでいる“歩き巫女”が登場。この人物をシークレット出演者として演じていたのが大竹だ。

 大竹は、演じた歩き巫女について、「いかようにもやれるというか、おかしくもできるし、怖くもできるし。ちょっとおかしなセリフの言い回しとかもあるんですけれども、ただひとつだけ、三谷さん作品によくある、そこに隠されている真実のようなもの、それはちゃんと伝えなければいけないと思いました」と振り返る。続けて、「でもおもしろいところもないとつまらないし、おもしろさ7、深み1、あとは勢い、みたいな感じですかね(笑)」とそのバランスを大事にしていたことを明かした。

 また、かなりの高齢の役柄を演じたことについては、「ちょっと不思議な感じはあってもいいかなと思ったんですけど、本当だったら100歳くらいの方がやれれば一番いいような役なので、『私でいいのかな』というのはありますけれども。でも特殊メイク担当の江川(悦子)さんもすごく凝ってくださって、それがすごく自然にできていたので楽しかったです」と充実した時間だったと述べた。

 源実朝(柿澤勇人)の悩みを聞くシーンについては、「勇気をあげたいというか、真実を伝えることでそれが実朝の生きる勇気になればいいなというのは思いましたね。『それが世の常なんだ』という真実を伝える役目という感じですかね」と分析した。

■放送情報
『鎌倉殿の13人』
NHK総合にて、毎週日曜20:00~放送
BSプレミアム、BS4Kにて、毎週日曜18:00~放送
主演:小栗旬
脚本:三谷幸喜
制作統括:清水拓哉、尾崎裕和
演出:吉田照幸、末永創、保坂慶太、安藤大佑
プロデューサー:長谷知記、大越大士、吉岡和彦、川口俊介
写真提供=NHK

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