前田亜季&竹財輝之助、『競争の番人』第8話にゲスト出演 最終章の重要人物に

 フジテレビ月9ドラマ『競争の番人』の第8話に、前田亜季と竹財輝之助がゲスト出演することが決定した。

 坂口健太郎と杏がW主演を務める本作は、4月期月9ドラマ『元彼の遺言状』(宝島社)の原作者である作家・新川帆立が、『小説現代』(講談社)で連載している同名小説を映像化したもの。これまでドラマとして描かれることがなかった「公正取引委員会」が舞台となる。

 坂口演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉と、杏が演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として、独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。

 8月29日放送の第8話に登場する前田と竹財は、建設会社「小津建設」を営む夫婦、小津環と小津耕介をそれぞれ演じる。

 第8話から、物語はいよいよ最終章に突入。時はさかのぼり15年前、第六審査長の本庄聡子(寺島しのぶ)が、公正取引委員会・四国支所で調査していた大手ゼネコン「ラクター建設」の談合疑惑。そこには、小勝負勉(坂口健太郎)の両親が営む「小勝負建設」が関係
していた。小さな建設会社でなかなか仕事が回ってこず、経営不振に陥っていた「小勝負建設」は「ラクター建設」の談合の誘いに乗ってしまう。小勝負がなぜ公正取引委員会に入ったのか、なぜ、国交省の藤堂清正(小日向文世)を目の敵にしているのか。15年前に起きた、この談合事件から、その謎が徐々に明らかとなっていく。

 そんな中、現在のダイロクでは、新たな調査案件が入る。「納品した資材の代金を一方的に減額した中堅ゼネコンがある」というタレコミが入り、白熊が調査する。その“中堅ゼネコン”というのが耕介と環が営む「小津建設」だった。白熊が「小津建設」に訪れると、そこには取引先に必死に謝る耕介(竹財輝之助)と環(前田亜季)の姿が。「小津建設」が下請けいじめをしているということでやってきた白熊だったが、実際には、大手ゼネコンによる談合によって、工事をどの建設会社が行うのかはあらかじめ決められており、小さな建設会社は仕事をもらえずにつぶれていく。そんな倒産寸前の建設会社が「小津建設」で、資金繰りがうまくいかずに取引先への料金の未納が複数あるという状況だった。テレビでは、国交省が発表した「東京湾岸地区再開発プロジェクト」のニュースが。総事業費8000億円規模の超大型再開発という一見すると明るいニュースだが、環は「どうせまた談合が行われるんですよ」と憎々しくそのニュースを見ていた。

 前田は、『家電侍』(2022年/BS松竹東急)、『遺留捜査』(2022年/テレビ朝日系)など、テレビや映画、舞台で活躍。1992年にデビューし、2000年には映画『バトル・ロワイヤル』で第24回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2022年はデビュー30周年にあたる。そんな前田の月9ドラマ出演は、30年のキャリアで今作が初となる。

 竹財は、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)、『オールドルーキー』(TBS系)、木曜劇場『やんごとなき一族』(フジテレビ系)など、数々の作品に出演。シリアスな役からコメディーまでさまざまな役をこなす。月9ドラマへの出演は、『ナイト・ドクター』(2021年)以来、1年ぶり。

 2人が演じる「小津建設」の耕介と環。資金繰りに苦しむ2人にとってわずかな希望となるのは、目前に迫っているとある工事の入札。この工事を請け負うことができれば滞っている支払いも全て支払うことができる。この「小津建設」の行く末が、今後の物語にとって重要な鍵となる。

■放送情報
『競争の番人』
フジテレビ系にて、毎週月曜21:00~21:54放送
出演:坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、寺島しのぶほか
原作:新川帆立『競争の番人』(講談社)
脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一朗、蓼内健太
演出:相沢秀幸、森脇智延
プロデュース:野田悠介
制作・著作:フジテレビ
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