伊藤沙莉「すごく感慨深い」 『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』海外映画祭に出品決定

 内田英治×片山慎三のW監督が手がける伊藤沙莉主演のオリジナル映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』が、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭のホワイト・レイヴン・コンペティション部門へ正式出品されることが決定。あわせて海外ビジュアルとキャスト・スタッフのコメントが到着した。

 東洋の魔窟と称される歌舞伎町を舞台に、ブラックユーモア溢れる、過激で少しアダルトな本作は、『ミッドナイトスワン』『異動辞令は音楽隊!』の内田監督と『岬の兄妹』『さがす』の片山監督がタッグを組み、6つのストーリーを2人で分業、1本の映画として創り上げたコラボレーションスタイルのエンタメ作品。主演の伊藤のほか、その恋人役を演じる竹野内豊、そのほか北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里(乃木坂46)、松浦祐也、高野洸らがキャストに名を連ねた。

 新宿ゴールデン街、三番街にある小さなバー「カールモール」のカウンターに立つ女マリコ(伊藤沙莉)。日々バーテンとして常連の相手をしているが、実はもう一つの顔を持っていた。それは探偵稼業だ。 ある日とある組織から「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してくれ」という依頼を受け、恋人の自称忍者MASAYA(竹野内豊)の協力のもと、宇宙人に迫っていく。

 ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(BIFFF:Brussels InternationalFantastic Film Festival2022)は、ベルギーのブリュッセルで1983年から開催されている、ファンタジー、スリラー、SF作品を対象とする国際映画祭で、今年で40回目を迎える(途中コロナで中止あり)。シッチェス・カタロニア国際映画祭、ポルト国際映画祭と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の一つ。『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』は、『LIFE OF MARIKO IN KABUKICHO』の英語タイトルにて、主要部門であるホワイト・レイヴン・コンペティション(White RavenCompetition)部門へ正式出品される。

 公開された海外版ビジュアルは、歌舞伎町を舞台に、忍者、宇宙人、ライフルをもつ女性など、本作のエキセントリックでカオスな世界観をイラストで表現したビジュアルとなっている。

コメント

伊藤沙莉

海外の映画祭に人生で初めて行かせていただいたのが内田英治監督の作品『獣道』でした。なので今回の出品は私自身すごく感慨深いものとなっております。ポップでダークな、滑稽で切ない世界観を海外の皆様にも楽しんで頂けたら嬉しいです!

竹野内豊

ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に正式出品されるとの事で、これはスタッフ、キャスト一同にとって大変喜ばしいニュースです。内田監督と片山監督は、海外生活のご経験があるからこそ、一つの国の枠に捉われる事なく、独特な視点と感性で新宿の街を映し出すのではないかと勝手に想像が膨らみます。海外の方々がこの映画を観た時、どの様な反応があるのかとても興味深いです。

内田英治

監督ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭での上映ありがとうございます。いわゆるファンタ映画への愛が強く、今回の上映はとても嬉しいです。本作は、なんでもありのごった煮映画を片山監督と撮りました。海外のお客さんの反応が楽しみです!

片山慎三監督

ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で選ばれ光栄に思います。この映画がどう受け止められるのか楽しみでなりません。気軽に観ていただけると幸いです。

■公開情報
『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』
2023年、テアトル新宿ほか全国公開
出演:伊藤沙莉、北村有起哉、宇野祥平、久保史緒里(乃木坂46)、松浦祐也、高野洸、中原果南、島田桃依、伊島空 黒石高大、真宮葉月、阿部顕嵐、鈴木聖奈、石田佳央、竹野内豊
監督:内田英治、片山慎三
脚本:山田能龍、内田英治、片山慎三
音楽:小林洋平
プロデューサー:菅谷英智、藤井宏二、尾関玄
配給:東映ビデオ
制作プロダクション:Libertas
製作:「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会(東映ビデオ、S-SIZE、Alba、Libertas、吉野石膏) 
©︎2023「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」製作委員会
公式サイト:detective-mariko-movie.jp
公式Twitter:@detectiveMariko

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