『DORONJO』に山崎紘菜、矢本悠馬、金子大地ら出演 池田エライザのバトルシーンも公開

 池田エライザが主演を務めるタツノコプロ創立60周年記念『WOWOWオリジナルドラマ DORONJO/ドロンジョ』に、山崎紘菜、矢本悠馬、金子大地、一ノ瀬ワタル、田中俊介が出演することが決定した。

 本作は 、発表から45年を経たアニメ『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』を原作に、池田演じる主人公の泥川七音が、ドロンジョとして悪に手を染めることになるまでの知られざる過去や壮絶な生きざまを描いたダークエンターテインメント。脚本を喜安浩平ほか、監督を内藤瑛亮、横尾初喜が担当する。

 今回発表されたのは、“令和のドロンジョ”池田を取り巻く新時代の“ヤッターマン”キャスト、そしてドラマオリジナルのキャラクターを演じるキャスト計5名。

 のちにドロンジョの敵役である正義の味方「ヤッターマン」となる面々には、山崎と金子が決定。山崎が演じるのは、のちに“ヤッターマン2号”となる聖川愛花(ひじりかわあいか)。原作では電気屋の娘・上成愛として描かれるが、本作では貧しく過酷な環境で生きる七音とは対照的に、裕福な家庭で育ち、美貌を生かしてインフルエンサーとしても活動している役どころ。七音とは一時期、アマチュアボクシングの世界で日本代表をめぐってしのぎを削りあうライバルだった。まっすぐで純粋な愛花が“正義”の名の下にとる言動は、社会の底辺で生きる七音にとってはただのきれいごと、恵まれた者の偽善でしかなかった……。なお、ボクシングも物語に絡んでいく。金子が演じるのは、のちに“ヤッターマン1号”となる高岩田ガン(たかいわだがん)。愛花の幼なじみで行動力があるガンは、原作の高田ガン同様に愛花の強力なパートナーとして登場する。そんな愛花とガンの「世の中を良くしたい」というまっすぐでまぶしい“正義”が、皮肉にも七音の運命を大きく狂わせていくことになる。

 さらに、のちに“ドロンボー一味”としてドロンジョの泥棒稼業を支えることになる面々には矢本と一ノ瀬が決定。矢本が演じるのは、のちに“ボヤッキー”と名乗ることになる、裏社会で生きる青年・飛悟(ひゅーご)。原作のボヤッキー同様にメカ造りの天才で一味の頭脳担当でもある飛悟は、ある悲劇によって左足を失い、絶望の淵にいた七音へ、自らの技術で制作した“義足”という希望を与える重要人物だ。一ノ瀬が演じるのは、飛悟とともに行動し、のちに“トンズラー”を名乗ることになる青年・匠苑(しょーん)。大柄で強面な見た目とは対照的に、天然でかわいらしいキャラクターの匠苑は、一味の怪力担当であり、いざというとき に七音の盾となる頼れる存在として登場する。はたして3人は“いつ・どこで・なぜ”出会い、のちのドロンボー一味へとつながる絆を育んでいくのか。そこに隠された悲しくも温かいドラマとは。

 そして、今回発表のキャスト陣の中で唯一原作には登場しないドラマオリジナルキャラクター・瑛磨(えーす)を田中が演じる。タツノコプロが初めて手がけたテレビアニメ『宇宙エース』からインスパイアされ、名付けられたキャラクターである。飛悟、匠苑らとともに裏社会で生きる謎多き人物・瑛磨は、絶望の淵にいる七音を拾い上げるキーパーソン。はじめは反発しあうも、根底にある“孤独”に共鳴しあう七音と瑛磨は、やがて互いにとっての“最後の希望”のような、かけがえのない存在となっていく。

『WOWOWオリジナルドラマ DORONJO/ドロンジョ』第2弾予告映像

 あわせて、今回発表されたキャスト陣が総出演する第2弾予告も公開。令和のドロンジョ・池田のバトルシーンも初解禁となった。過去に一時期、ボクシングの世界でライバル関係にあったことも明らかとなった、七音と愛花のバトルシーンも収められている。

コメント

山崎紘菜(聖川愛花役)

日本を代表するアニメーションとして世代を超えて親しまれているヤッターマン、そして多くの人々に愛されているアイちゃんというキャラクター。出演が決まり、光栄に思うと同時に身が引き締まる思いでした。正義とは、悪とは、という問いを私達に投げかけてくるような作品ですが、アイちゃんを通して、他人を思いやること、本当に相手の立場になって物事を捉え考える想像力とは、とても難しいものだと改めて感じました。アイちゃんは自分の正義と受け止めきれない現実の間でもがいているのですが、皆さんもどうしたら世界は良くなるのかを一緒に探していただけたらなと思います。あ、それとこの世界ではアイちゃんはボクサーです。よろしくお願いします。

矢本悠馬(飛悟役)

小さい頃からアニメで見ていたキャラクターを演じることができ、大変光栄でした。タツノコプロの作品は再放送やVHSで楽しく拝見していましたし、ドロンジョ一味のボヤッキーは1番好きなキャラクターだったので、撮影が始まる前からワクワクしていました。今回の作品は僕たち一味にフォーカスを当てることで今まで想像の外側にあった物語が展開していきます。ヤッターマンのファンの方は勿論、初見の方も楽しめるものになっているはずです。世の中が法律的にヴィランと呼ぶ彼らは何故ヴィランになったのか、ならなければならなかったのか。善悪とは何なのか。見て見ぬふりをしてはいけないノンフィクションがあるはずです。是非ともご鑑賞くださいませ。

金子大地(高岩田ガン役)

僕が演じる高岩田ガンは後のヤッターマン1号になる男です。今回オファーを頂いてとても光栄に思い、ぜひ演じてみたいと思いました。
ドロンジョにフォーカスを当てたときに、ライバルのヤッターマンはどのように見えているのかもこのドラマの見どころだと思うので楽しみにしていただきたいです。また、スタッフ・キャストの皆さんと最高のチームで撮影することができ、とにかく楽しく演じさせていただきました。ぜひ! 観てください!

一ノ瀬ワタル(匠苑役)

日本中から愛されている「ヤッターマン」。その中のトンズラーのオファーをいただいたときはとても光栄でした。そして今回の主役はドロンジョ様。ひとりの女の子がどうしてドロンジョ様になったのか、ボヤッキー・トンズラーと出会い、どうやって「ドロンボー一味」になっていくのか、そこにはとても過酷な物語があります。撮影中、とくに池田エライザさんは大変な役作りと撮影が続いていましたが、そんな日々を共に楽しんで乗り越えていくうちに、ドロンボー一味の「絆」が出来上がっている感じがしました。そのような中で迎えたラストシーンは、皆さんの胸にも刺さると思いますので、ぜひご覧下さい!

田中俊介(瑛磨役)

タツノコプロ創立60周年という記念すべき作品に携わることができ大変光栄です。私が演じさせていただいた瑛磨という男はドラマオリジナルキャラクターです。“無戸籍”というキーワードを頼りに、監督、プロデューサーと話し合いを重ね、共にこの世界観を生きるキャストの皆さんと言葉を交わし触れ合いながらキャラクターを作っていきました。存在を認めてもらえない。社会と繋がることすら許されない。そんな中、見つけた自分の居場所。そこを守る姿は野性味があって、獣のように思えました。その鋭さの中にある、あたたかさ、柔らかな一面が時折垣間見えると魅力的なキャラクターになるなと思い取り組ませていただきました。ドロンジョがドロンジョになる前のお話…。お楽しみに!

■放送情報
タツノコプロ創立60周年記念『WOWOWオリジナルドラマ DORONJO/ドロンジョ』
WOWOWプライム、WOWOW 4Kにて、10月7日(金)スタート 毎週金曜23:00〜放送・配信
出演:池田エライザ、山崎紘菜、矢本悠馬、金子大地、一ノ瀬ワタル、田中俊介ほか
原作:『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』(タツノコプロ)
脚本:喜安浩平、内藤瑛亮、大塩哲史、佐東みどり
監督:内藤瑛亮、横尾初喜
プロデューサー:山田雅樹、小林祐介、星野恵
音楽:有田尚史
制作協力:ダブ 
製作著作:WOWOW、AX-ON
公式サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/doronjo/
公式Instagram:@wowow_doronjo

関連記事